元マンチェスター・ユナイテッド監督のルイ・ファン・ハール氏【写真:Getty Images】
ロナルド・クーマン氏がエバートンの監督を解任されてちょうど1ヶ月。チームは暫定的にデイビッド・ウンスワース氏が率いているものの、正式な後任はいまだ見つかっていない。
かつて同クラブを率いたデイビッド・モイーズ氏はウェストハムの新監督に就任して職を得た。先に監督交代に踏み切ったクリスタル・パレスもレスター・シティも新たな指揮官を見つけている。
そんな中、一昨季までマンチェスター・ユナイテッドを率いていたルイ・ファン・ハール氏がエバートンの監督就任を希望していたという。だが、英紙『デイリー・メール』によれば、本人は「私はまだ頼まれていない」と語っているとのこと。
すでに1年半ほど現場から離れている66歳のベテラン監督は、指導に飢えているのかもしれない。ファン・ハール氏はユナイテッドの職を失ってからも度々イングランドを訪れて解説業をなどをこなしており、プレミアリーグでの監督の仕事に未練がある様子。
すでに1ヶ月間正式な監督不在のまま戦い続けてきたエバートンにとって、新しい指導者を見つけるのは何よりも緊急の課題になっている。このままでは低迷から抜け出すきっかけを見出すことはできず、補強も進まなくなってしまうだろう。
ファン・ハール氏の“ラブコール”はエバートンに届くのだろうか。数々の功績を残してきた名将の今後に注目が集まる。
【了】