マンチェスター・ユナイテッドのズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドに所属する元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、現地時間18日に行われたプレミアリーグ第12節のニューカッスル戦に交代出場し、負傷から約7ヶ月ぶりの復帰を果たした。
イブラヒモビッチは今年4月20日に行われたヨーロッパリーグのアンデルレヒト戦で膝に前十字靭帯断裂の重傷を負った。負傷時点で35歳という年齢から現役続行を危ぶむ声もあり、復帰できるとしても年明け以降が確実視されていたが、予想を大幅に早回る早期復帰を実現させた。
だが、母国スウェーデンの膝の専門家でであるマークス・ワルデン氏は、イブラヒモビッチに対し負傷の再発を警告している。スウェーデン紙『エクスプレッセン』に語った。
ワルデン氏は前十字靭帯断裂について、「一般的には回復までの時間は6ヶ月から9ヶ月間。だが6ヶ月よりは9ヶ月に近い傾向がある。プロ選手であれば最初の練習まで7ヶ月間、最初の試合まで8ヶ月間が平均的だ」と説明している。
復帰直後には、特に再発の危険性が高いとワルデン氏は語る。「靭帯は再び断裂する可能性がある。最もリスクが高いのは手術から1年以内だ。手術後に再び靭帯が断裂するケースの少なくとも半分、おそらく4分の3は、手術から1年半以内に起こっている」
イブラヒモビッチは自身の負傷について、周囲が考えている以上に深刻なものだったと示唆する発言もしている。プレーと同様に回復力も規格外であることを示したが、再発には十分な注意が必要かもしれない。
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