徳島ヴォルティスのリカルド・ロドリゲス監督【写真:Getty Images for DAZN】
19日、2017明治安田生命J2リーグ第42節(最終節)が行われ、徳島ヴォルティスは東京ヴェルディとの一戦に1-2で敗れた。
東京Vが5位に浮上してJ1昇格プレーオフ出場を決めたいっぽうで、ジェフユナイテッド千葉が勝利したことにより、試合前の時点で5位だった徳島は7位に転落。プレーオフ出場圏外となり、J1昇格の可能性は絶たれた。
試合後リカルド・ロドリゲス監督は記者会見に臨み、「全体的にみたら試合を支配して進められたんじゃないかと思います」と述べ、次のように語った。
「後半立ち上がりすぐに同点に追いついて、そこから2点目をとれるチャンスをたくさん作ったんですけれども、なかなか決めることができずに、最後の最後(後半)43分に失点をしてしまった。今シーズン多々あったんですけれども、サッカーというのは非常に残酷なスポーツで、試合を支配していたとしてもそのチームが必ずしも勝つわけではない。他の試合でも学んだことだったんですけれども、最後の最後にこういったことが起きてしまいました」
確かに徳島はボールを握りながら何度もチャンスを作っていた。ボールを奪われたときの守備への切り替えも早く、前線からの組織的なプレッシングも機能しており、チームとしての完成度の高さを見せつけていた。だが2点目を奪ったのはヴェルディだった。
ロドリゲス監督は「決められないチームが勝ちを逃してしまう、そういったことが起こるのがサッカーだと思います」と語り、プレーオフ出場を逃したことを残念がりつつ、「今シーズンに関しては非常に良いサッカーができたと思いますし、新しいスタイルで貫き通せたというのもあるので、そこは評価できると思います。選手たちに関しては誇りに思っています」と今季の取り組みについては一定の手応えを口にしていた。
(取材・文:中山佑輔)
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