セレッソ大阪の杉本健勇【写真:Getty Images for DAZN】
18日、明治安田生命J1リーグ第32節の試合が行われ、横浜F・マリノスとセレッソ大阪が対戦した。
前節終了時点でC大阪は勝ち点57の3位。勝ち点55の4位柏レイソル、同55の5位横浜FM、同54のジュビロ磐田とともに、来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得できる3位の座を激しく争っている状況だった。
先手を取ったのは、直接のライバルを撃破してACL出場圏内へ浮上したい横浜FM。ダビド・バブンスキーがエリア手前左サイドから放った鋭いシュートが右ポストを叩いてゴールネットに収まった。
前半のうちから何度か同点のチャンスを生み出していたC大阪も、64分に追いつくことに成功する。丸橋祐介からのパスを受けてエリア内左サイドに走り込んだ清武弘嗣が蹴り込んでスコアは1-1に。
さらにその4分後、左サイドから崩して一気に試合をひっくり返す。柿谷曜一朗からのパスをエリア手前で受けた清武がダイレクトのヒールキックでゴール前に絶妙なボールを送り、これを水沼宏太が左足で決めた。
その2分後の70分にはC大阪が3点目を加えてさらに突き放す。右サイドのCKから丸橋がクロスを上げ、ニアに走り込んだ杉本健勇がヘディングシュート。得点ランク首位の興梠慎三(浦和レッズ)に並ぶ今季20点目を叩き込んだ。
終了間際の87分にも、杉本のヘディングがGKに阻まれたところをマテイ・ヨニッチが押し込んで4点目。C大阪が逆転で4-1の快勝を収めた。
4位と6位の直接対決となった柏対磐田戦は、前半29分のオウンゴールが決勝点となって柏が1-0で勝利。ACL出場権争いはC大阪と柏が優位に立ち、横浜FMと磐田は厳しい状況となった。
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