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香川真司、3連敗不振のドルトムントを日本代表に重ねる「似ている状況あった」

text by 編集部 photo by Getty Images

香川真司
ボルシア・ドルトムントの香川真司【写真:Getty Images】

 ボルシア・ドルトムントは現地時間17日、ブンデスリーガ第12節でシュトゥットガルトに1-2で敗れた。

 ドルトムントの香川真司は、代表ウィーク前のバイエルン・ミュンヘン戦に続く先発出場でピッチに立ったが、見せ場を作れないまま63分にマフムード・ダフードとの交代でピッチを退いた。

 普段なら代表ウィーク明けの試合は日本代表から戻ったばかりで、金曜日開催となればなおさら難しい。しかし、香川は今回の日本代表メンバーから外れており、クラブに残って練習を続けていた。

 その間に日本代表の試合の観戦などにも赴き、「色々忙しかったですし、試合の中から考えさせられることもあった」と振り返る。自分が出場していないブラジル戦とベルギー戦、どちらも敗れたが、何か感じるものがあったようだ。

 ドルトムントは現在リーグ戦3連敗中。さらに引き分けを挟んで5試合勝ちがなく、近年稀に見る不振に悩まされている。そんな中、香川は「今の状況なんで、うまく(日本代表と)リンクさせながら、似ている状況は少なからずあるのかなっていう気はする。これを打開するために、僕たちはやるしかないし、本当に考えて、苦しみながら勝ち抜いていきたい」と語った。

 10月のニュージーランド戦とハイチ戦、そして11月のブラジル戦とベルギー戦、日本代表も続けて思うような結果が出ていない。そして香川は日本代表でもドルトムントでも確固たる居場所の確保に苦心している。そういったところ繋がりを感じたのだろうか。どちらも難しい問題ではある。

 日本代表について「次の3月までやり続けるだけ」と気を引き締める香川は、ドルトムントでの巻き返しも心に誓っている。

「(シュトゥットガルト戦は)もちろん勝ちたかったですけど、それは仕方ないんで、次のチャンピオンズリーグに切り替えたいし、やることは変わらない。チーム状況がこういう状況だからこそ、より頑張らないと。1人ひとりがより頑張るというのをピッチの上で示していかないと、誰一人やっぱ諦めていないんで、気持ちが強い選手が多いんで、それを後は結果として実らせるように、もうひと頑張りしたい」

 ドルトムントの次戦は21日のチャンピオンズリーグ・トッテナム戦。その後の週末24日にはシャルケとのダービーマッチが待っている。まさにここが正念場だ。

(取材:本田千尋【シュトゥットガルト】、文・構成:編集部)

【了】

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