香川、代表ウィークに充実のトレーニング
飢餓”を満たせるか。11月4日、ブンデスリーガ第11節でバイエルン・ミュンヘンに完敗したボルシア・ドルトムント。1-3のスコアで王者に屈した試合の後で、香川真司は、飢えていた。
「逆にこういうときというのは、次、早く試合をしたいものなので。逆にそれがないというのは、もどかしさがありますけど、これは受け入れなくちゃいけない事実で、代表もそうですし、クラブにおいても、このバイエルン相手に負けたっていう、やっぱりその悔しさは残っているし、それをしっかりと次へ繋げられるように受け入れるしかないですね、悔しいですけど。次へ向けて頑張ります」
ブラジル、ベルギーといった大国を前に、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下、より一層カウンター型に偏重する日本代表のメンバーから落選した香川。代表ウィークはクラブに残ってトレーニングに勤しんだ。
その合間にサムライブルーの欧州遠征2試合を現地で観戦したようである。スタンドからピッチを眺める香川の胸中は、いかばかりか。正確なところは分からない。いずれにせよ日本代表に選ばれなかった悔しさ、バイエルンに負けた悔しさを晴らすには、2週間待たなければならなかった。再開するブンデスリーガで、ドルトムントは17日にアウェイへ乗り込みVfBシュトゥットガルトと対戦する。
ドルトムントのペーター・ボス監督は、代表ウィーク中のトレーニングで手応えを得たようだ。各大陸のロシアW杯予選は一部のプレーオフを除いて終了していたため、いつもは各国代表チームに招集される選手たちが、ブラッケル(ドルトムントの練習場)に残ってじっくりと練習することができた。
8日に行われたVfLボーフムとのテストマッチには、ピエール=エメリク・オーバメヤンやクリスティアン・プリシッチといった主力の大半が参加。30分ハーフの試合で、香川は後半からユリアン・ヴァイグルに代わって出場している。