シント=トロイデンでプレーした小野裕二【写真:Getty Images】
サービス事業大手のDMMグループは15日、ベルギー1部のリーグのシント=トロイデン(STVV)を運営する株式会社STVVの経営権を取得したことを発表した。
DMMは今年6月にSTVVの株式の25%取得を発表。その後約半年を経て、株式100%の取得が合意に達したとのことだ。
DMM広報によれば、現在のチーム体制に大きな組織変更を加える予定はないとのこと。同グループのネットワークを駆使してクラブの発展に取り組むとともに、「日本とベルギーをつなぐ橋渡し」として、スポーツ以外も含めた国際交流を進めていくことを見込んでいるという。
1924年設立から93年間の歴史を誇るシント=トロイデンは、近年では2015年に1部リーグに昇格。2015/16シーズンはレギュラーシーズン13位、16/17シーズンは同12位で1部残留を果たし、今季は14節終了時点で4位と躍進している。
2015年夏から今年1月までは、日本のFW小野裕二(現サガン鳥栖)も在籍していた。DMMの経営権取得により、今後も同クラブで日本人選手がプレーする可能性が高まってくるかもしれない。
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