フットボールチャンネル

韓国、セルビア相手に価値あるドロー。強豪2連戦を負けなしで終える

text by 編集部 photo by Getty Images

20171114southkorea_getty
韓国代表のイレブン【写真:Getty Images】

 14日、韓国代表がホームにセルビア代表を迎え親善試合を行った。

 先日行われたコロンビア戦で2-1というスコアで勝利し勢いに乗る韓国代表は、こちらもアウェイで中国に2-0で勝利しているFIFAランキング38位のセルビアと対戦。韓国はコロンビア相手に2点を決めたエースFWソン・フンミンが順当に先発出場。一方、セルビア代表はマンチェスター・ユナイテッドのMFネマニャ・マティッチら主力組を温存させた状態で試合に入った。

 調子を維持したい韓国代表は、4-4-2の布陣を採用。前半からキ・ソンヨンを中心にボール保持を試みたが、最終局面で精度を欠きなかなか点を取ることがない。対するセルビアも、4-3-3のフォーメーションで攻守のバランスを求めた戦い方で臨んだ。アウェイのセルビアは、ロングボールを主体とし戦いとなったため、膠着状態は抜けず、前半は0-0で折り返した。

 後半、セルビアが均衡を崩す。58分、ボールを持ち前がかりになった韓国のボールを奪うと、セルビアは右サイドからカウンターを開始。中の選手を経由して、最終的にペナルティエリア左でスルーパスを受けたアデムリャイッチが右足でゴール右隅に流し込んだ。

 しかし、これに韓国もすぐさま反撃。ボールを回し、相手を押し込んだ状態で崩しにかかった韓国は、ソン・フンミンがミドルシュート。これは相手に当たってコーナーキックとなるも、そのコーナーキックの流れからセルビアの選手が韓国の選手をペナルティエリア内で押したとしてPKをゲットした。最後はク・ジャチョルがゴール右に冷静に決め、同点とした。

 その後、試合はさらにオープンな展開に。73分、スルーパスを受けたソン・フンミンはスピードに乗りながらシュートを打つもこれはゴール左へそれてしまった。81分にも、バイタルエリアでボールを受けたソン・フンミンがミドルシュートを放つも、ボールはまたしてもゴール左にそれてしまった。

 最終的に試合は1-1で終了。韓国は勝ち星とはならなかったものの、強豪2連戦を1勝1分けと負けなしで終えた事実は、プラスの材料となったはずだ。

【得点者】
58分 アデム・リャイッチ 0-1(セルビア)
63分 ク・ジャチョル 1-1 (韓国)

【了】

★W杯予選まとめはこちら★

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!