代表引退を果たしたイタリア代表GKジャンルイージ・ブッフォン【写真:Getty Images】
現地時間13日、ロシアW杯欧州予選のプレーオフの第2戦が行われ、イタリアがホームでスウェーデンと0-0のスコアレスドローを演じ、この結果合計スコア0-1で敗北を喫した。イタリア代表が60年ぶりのW杯出場を逃したことが、サッカー界を大きく驚かせている。
これにより、イタリア代表GKジャンルイージ・ブッフォンは、後味悪く代表キャリアの幕を閉じることとなった。元スペイン代表の主将で現在はポルトに所属するGKイケル・カシージャス、そして現在同代表の主将を任されているレアル・マドリーのセルヒオ・ラモスは、驚きを隠せない様子で、それぞれツイッターにて慰めのメッセージを寄せている。
カシージャスにとって、特に同じゴールキーパーとして親交のあるブッフォンの代表引退はショックの大きいものであったようだ。
「君のそんな姿を見るのは嫌だ。今までみたいに、多くの人のためにプレーする君が見たい。レジェンド。君と出会い、何度も対戦出来たことは僕の誇りだ。君はまだ、サッカーを通して僕らを楽しませなければならないんだ、友よ」
そして、昨季もチャンピオンズリーグ決勝でブッフォンと顔合わせをしているセルヒオ・ラモスは「W杯が君を恋しく思っているよ、ブッフォン。がんばれ、友よ。君は偉大だ」とコメント。不運な形で代表キャリアの最後を迎えた同選手にエールを送っている。
直近で言えばW杯の欧州予選、少し時をさかのぼれば2012年、2016年のEURO大会というように、多くの国際舞台で顔合わせをしているイタリア代表とスペイン代表。有終の美は飾ることができなかったブッフォンだが、長年しのぎを削ったライバルたちはその栄誉をたたえている。
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