ハポエル・ベア・シェバのエルヤニフ・バルダ【写真:Getty Images】
イスラエル1部のハポエル・ベア・シェバに所属するFWエルヤニフ・バルダは、練習中にサッカーボールを胸に受けたことで心停止の危機に陥ったが、適切な救命措置により一命を取り留めた。スペイン『EFE通信』が12日付で伝えている。
バルダは今月7日の練習中に強烈なボールを胸に受け、心臓への影響により生命が危うい状況に陥ったという。メディカルスタッフが人工呼吸と心臓マッサージを施したことに加え、到着した救急隊員がAED(自動体外式除細動器)による4度の電気ショックを与えたことで、心臓の動きを回復させられたとのことだ。
12日にはバルダは病院から退院することができたようだ。良好な状態ではあるが、「心臓はまだ完全には回復していない」として、「今後数週間はプレーしないことが望ましい」と医師によるコメントが伝えられている。
現在35歳のバルダはベルギーで長年プレーした経験もあり、2015/16シーズンにはイスラエルリーグの最優秀選手に選ばれるなどチームのスター選手。イスラエル代表としても37試合の出場歴がある。
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