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日本代表 7年前

【2018年ロシアW杯日本代表メンバー当落予想】23人に選出の確率は? 候補選手一覧

アジア最終予選を勝ち抜き、2018年のロシアワールドカップ(W杯)出場権を獲得した日本代表。本大会メンバーは23人となるが、どういった選手たちがその座を掴み取るだろうか。フットボールチャンネル編集部ではこれまでの実績、最近のパフォーマンスから候補選手の当落を予想。本大会メンバー選出の確率を推定した。【2018年5月16日版】

text by 編集部 photo by Getty Images

【GK】

西野朗
本大会メンバーに選出される23人の選手は?【写真:Getty Images】

川島永嗣(メス/フランス)
本大会メンバー入り可能性:90%
国際Aマッチ:82試合出場/80失点
ハリル体制:14試合出場/13失点
寸評:ハリル体制からの絶対的守護神。安定感・コーチングで他のGKを圧倒している。西野監督からの信頼も厚く、本大会でも正GKを務めるのは確実。

東口順昭(ガンバ大阪)
本大会メンバー入り可能性:50%
国際Aマッチ:4試合出場/5失点
ハリル体制:4試合出場/5失点
寸評:第2GKとしての地位を固めつつあったが、4月22日のセレッソ大阪戦で負傷。予定より早く戦列に復帰したが、やや序列が下がってしまった点は否めない。西川との第3GKの座を争う。

中村航輔(柏レイソル)
本大会メンバー入り可能性:70%
国際Aマッチ:3試合出場/5失点
ハリル体制:3試合出場/5失点
寸評:柏レイソルでの活躍が認められ代表入り。ハリルホジッチ監督からの評価も高かった。クラブでは今季も好セーブを見せており、東口の負傷により第2GKとしての選出が濃厚となった。

西川周作(浦和レッズ)
本大会メンバー入り可能性:20%
国際Aマッチ:31試合出場/23失点
ハリル体制:16試合出場/11失点
寸評:招集外など厳しい状況を経験したが、昨年11月の欧州遠征で復帰。しかし今季、クラブでのパフォーマンスが決して高いとは言えず。東口の負傷の状態によっては第3GKとしての選出もあり得るが…。

権田修一(サガン鳥栖)
本大会メンバー入り可能性:10%
国際Aマッチ:3試合出場/4失点
ハリル体制:1試合出場/0失点
寸評:昨年12月のEAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会に招集されるも出番なし。だが所属するサガン鳥栖ではパフォーマンスを上げており、以前よりも安定感が増した。セービング能力に加えてフィード能力も高く、年齢を重ねて戦況を読む力も身につけている。それでもワールドカップ本大会での選出はアクシデントが重ならない限り厳しいか。

林卓人(サンフレッチェ広島)
本大会メンバー入り可能性:10%
国際Aマッチ:0試合出場/0失点
ハリル体制:0試合出場/0失点
寸評:各年代の日本代表でゴールマウスを守り、A代表選出経験もあるが出場機会はなかった。好調のサンフレッチェ広島を最後尾から支える守護神は、安定感抜群のプレーを披露しており、PKストップにも定評がある。2013年の東アジアカップではピッチに立てなかったが、控えの立場としてチームを盛り立て優勝に貢献している。ロシアでもそうした役割を担えるのではないか。

【CB】

吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
本大会メンバー入り可能性:90%
国際Aマッチ:80試合出場/10得点
ハリル体制:28試合出場/5得点
寸評:不動のセンターバック。日本では数少ない世界基準のDFで、逆に言えば吉田がケガをすると守備陣は非常に厳しい状況に追い込まれる。2月末に負傷したが復活。西野体制でも守備陣の牽引が期待される。

昌子源(鹿島アントラーズ)
本大会メンバー入り可能性:75%
国際Aマッチ:11試合出場/1得点
ハリル体制:11試合出場/1得点
寸評:アギーレ時代から期待されていた逸材。キリン杯・シリア戦(2017年6月)でレギュラーを掴んだが、現在は槙野にポジションを奪われた状態。監督交代を機にアピールを続け、レギュラーを奪取したい。

槙野智章(浦和レッズ)
本大会メンバー入り可能性:80%
国際Aマッチ:30試合出場/4得点
ハリル体制:16試合出場/2得点
寸評:ハリルに育てられ成長を遂げたセンターバック。ムードメーカーとして大きな役割も果たしており、チームの雰囲気を支える存在として本大会では必要な人材。4バック、3バックどちらでもレギュラー候補だ。

三浦弦太(ガンバ大阪)
本大会メンバー入り可能性:30%
国際Aマッチ:2試合出場/0得点
ハリル体制:2試合出場/0得点
寸評:ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下、コンスタントに招集を受けている。だが、E-1では2試合に出場したものの、強烈なインパクトを残すことはできず。今季低迷しているガンバ大阪においても三浦自身はやや不安定。W杯出場に向けて、調子を取り戻していきたいところだ。

植田直通(鹿島アントラーズ)
本大会メンバー入り可能性:55%
国際Aマッチ:3試合出場/0得点
ハリル体制:3試合出場/0得点
寸評:12月のE-1では本職ではない右SBで起用されるなど、CBとしてアピールできたとは言い難い。だが、高さ、スピード、強さを兼ね備えており、ポテンシャルの高さに疑いの余地はない。安定感という点では時折、集中力が散漫な場面も見られる。そこは改善したいところだ。

森重真人(FC東京)
本大会メンバー入り可能性:10%
国際Aマッチ:41試合出場/2得点
ハリル体制:20試合出場/1得点
寸評:以前は不動のレギュラーだったものの、怪我の影響などで招集外の時期が続いた。しかし、今季はクラブでのパフォーマンスも安定しており、3月の欧州遠征では代表復帰を果たしている。14年のブラジル大会にも出場しており、経験値は豊富。植田、三浦の出来次第では2大会連続の選出という可能性も。

【SB】

長友佑都(ガラタサライ/トルコ)
本大会メンバー入り可能性:90%
国際Aマッチ:103試合出場/3得点
ハリル体制:23試合出場/0得点
寸評:左右どちらのサイドバックでも可能だが、ハリル監督は左に固定していた。ザック時代の爆発的なオーバーラップはなくなったが、逆に守備の安定感は増した。3-5-2のウイングバックとしても問題ないだろう。

酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
本大会メンバー入り可能性:90%
国際Aマッチ:41試合出場/0得点
ハリル体制:22試合出場/0得点
寸評:不動の右サイドバック。185cmと空中戦でも十分に戦えることはチームにとって大きなメリット。マルセイユでの負傷が心配されたが無事に復帰。彼の代わりがいないことが問題か。

酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
本大会メンバー入り可能性:60%
国際Aマッチ:38試合出場/0得点
ハリル体制:16試合出場/0得点
寸評:左右どちらもなくこなせる貴重なサイドバックのサブだったが、3月の欧州遠征では低パフォーマンス。23人濃厚から当落線上にまで評価を落とした。新監督にしっかりとアピールし、メンバーに滑り込みたい。

車屋紳太郎(川崎フロンターレ)
本大会メンバー入り可能性:55%
国際Aマッチ:3試合出場/0得点
ハリル体制:3試合出場/0得点
寸評:代表には経験豊富な左サイドバックがいるためファーストチョイスとはならないが、川崎フロンターレでは代えの利かない存在。W杯では守備の時間が長くなるが、それでもメンバー入りの可能性は十分にある。

宇賀神友弥(浦和レッズ)
本大会メンバー入り可能性:5%
国際Aマッチ:1試合出場/0得点
ハリル体制:1試合出場/0得点
寸評:3月の欧州遠征、マリ戦で代表デビューを飾るも、PK献上など最悪の出来。前半での交代を命じられており、アピールすることはできなかった。本大会出場は非常に厳しい状況となっている。

室屋成(FC東京)
本大会メンバー入り可能性:5%
国際Aマッチ:1試合出場/0得点
ハリル体制:1試合出場/0得点
寸評:長谷川健太監督が就任したFC東京で持ち前の攻撃力が再評価され躍動中。A代表デビューを飾った昨年12月のEAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会初戦・北朝鮮戦では守備面でも状況判断の悪さが目についた。とはいえ右サイドバックは手薄な状態で、23人枠滑り込みのチャンスはわずかながら残されているか。

【MF】

長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
本大会メンバー入り可能性:90%
国際Aマッチ:108試合出場/2得点
ハリル体制:21試合出場/0得点
寸評:絶対的な存在。主将として、またアンカーとして長谷部の代わりなし。外す理由が見つからないほどの存在感だが、ケガをした場合の代役が不安。3バックの中央での起用もクラブで経験していることからあり得なくはない。

山口蛍(セレッソ大阪)
本大会メンバー入り可能性:90%
国際Aマッチ:40試合出場/2得点
ハリル体制:25試合出場2得点
寸評:ハリルも信頼していたJ屈指のMF。西野体制でも長谷部とコンビを組むことが確実。展開力のなさなど国際レベルではやや難しい部分もあるが、彼以上の存在がいないのも事実。

井手口陽介(レオネサ/スペイン)
本大会メンバー入り可能性:50%
国際Aマッチ:11試合出場/2得点
ハリル体制:11試合出場/2得点
寸評:ハリルが抜擢し、一気にレギュラーを奪ったが、スペイン移籍を機に転落。試合出場もままならず、評価を一気に落とした。西野監督はそこそこ評価しているようだが、試合感のなさは気がかり。復活に賭けるのは博打に近い。

今野泰幸(ガンバ大阪)
本大会メンバー入り可能性:35%
国際Aマッチ:93試合出場/4得点
ハリル体制:8試合出場/2得点
寸評:今年2月のキャンプで右足首を負傷し出遅れたが、現在はピッチに立つことができている。ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督からの評価は高かったが、西野朗新監督はどのように見ているか。コンディションが万全であればロシア行きの可能性もあったが、現状では厳しい情勢だろう。

倉田秋(ガンバ大阪)
本大会メンバー入り可能性:35%
国際Aマッチ:9試合出場/2得点
ハリル体制:9試合出場/2得点
寸評:自身は奮闘しているが、所属するガンバ大阪は浮上のきっかけを掴めずにいる。技術の高さや、相手ゴール付近で決定的な仕事ができる。西野ジャパンがどのようなサッカーを目指すかによるが、コンビネーションを求めるなら倉田にも可能性はあるかもしれない。ただ、当落線上の域を出ないのが現状。

長澤和輝(浦和レッズ)
本大会メンバー入り可能性:10%
国際Aマッチ:1試合出場/0得点
ハリル体制:1試合出場/0得点
寸評:昨年11月の欧州遠征では質の高いパフォーマンスを見せたが、今季は突出したプレーを見せているとは言い難い。攻守において様々なことができる器用さはあるが、もっと突き抜けていてもおかしくなかった。ロシア行きの可能性は高くはないだろう。

柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)
本大会メンバー入り可能性:70%
国際Aマッチ:15試合出場/3得点
ハリル体制:10試合出場/1得点
寸評:3月欧州遠征ではハリルも評価。当落線上から一気に序列を上げた。守備では軽さがあるが、戦術眼が高く、ゲームを読む力もある。トップ下タイプとしては最も期待できる存在。

遠藤航(浦和レッズ)
本大会メンバー入り可能性:60%
国際Aマッチ:11試合出場/0得点
ハリル体制:11試合出場/0得点
寸評:守備的MF、右サイドバック、どちらもこなす貴重な存在。両方のサブとして考えれば、1枠余る。その点からも「便利な存在」としてメンバー入りするのではないか。

香川真司(ドルトムント/ドイツ)
本大会メンバー入り可能性:70%
国際Aマッチ:89試合出場/29得点
ハリル体制:22試合出場/8得点
寸評:ケガがなければハリルもメンバー復帰を示唆していた。西野監督が直々に面談するなど可能性は高まった。だが、コンディションが気がかり。長引く負傷で、負荷の高いトレーニングはできていない。

森岡亮太(アンデルレヒト/ベルギー)
本大会メンバー入り可能性:50%
国際Aマッチ:5試合出場/0得点
ハリル体制:3試合出場/0得点
寸評:アンデルレヒトで活躍し、ハリルの目に止まったファンタジスタ。だが、3月の遠征では良いパフォーマンスではなく柴崎に差をつけられた。香川の復調次第では当落線上だ。

小林祐希(ヘーレンフェーン/オランダ)
本大会メンバー入り可能性:20%
国際Aマッチ:4試合出場/1得点
ハリル体制:4試合出場1得点
寸評:ハリル政権ではハンタータイプのボランチが重宝されており、彼の序列はそこまで高くなかった。一時はクラブでの序列を落としたが、終盤にかけて再び存在感を示している。オランダでの奮闘は西野監督に届くだろうか。

清武弘嗣(セレッソ大阪)
本大会メンバー入り可能性:5%
国際Aマッチ:43試合出場/5得点
ハリル体制:14試合出場/4得点
寸評:ロシアワールドカップアジア最終予選序盤はチームの中心的存在だったが、セレッソ大阪復帰以降は度重なる負傷によってコンディションを落とし、かつての姿を取り戻せていない。今年3月の欧州遠征も負傷で招集が見送られた。5月初旬にも左ふくらはぎを痛めてしまい、2大会連続のワールドカップ参戦は厳しくなったか。万全な状態であれば崩しのビジョンと創造性、セットプレーのキック精度は大きな武器になるはず。

大島僚太(川崎フロンターレ)
本大会メンバー入り可能性:10%
国際Aマッチ:3試合出場/0得点
ハリル体制:3試合出場/0得点
寸評:どうにもめぐり合わせが悪い。Jリーグ屈指の実力は高く評価されているが、A代表の試合に出場すると必ず怪我をしてしまう。3月の欧州遠征でもマリ代表相手に劣勢の中でも好パフォーマンスを披露していたが、前半途中に負傷交代となった。Jリーグでは徐々に本調子を取り戻しつつあるが、強度が高くなった時の負傷リスクを考えると短期決戦のワールドカップで23人のメンバーに入れるのはリスキーか。

三竿健斗(鹿島アントラーズ)
本大会メンバー入り可能性:10%
国際Aマッチ:3試合出場/0得点
ハリル体制:3試合出場/0得点
寸評:ヴァイッド・ハリルホジッチ監督からは信頼を得ており、E-1、欧州遠征メンバーに招集され3試合に出場している。所属する鹿島アントラーズでも不動の地位を築く注目の若手は西野朗新監督の目にどう映っているのか。序列は決して高くないが、試合に出場し続けている点はプラス。

【FW】

大迫勇也(ケルン/ドイツ)
本大会メンバー入り可能性:90%
国際Aマッチ:26試合出場/7得点
ハリル体制:14試合出場/4得点
寸評:しばらく代表から遠ざかっていたが、2016年11月に復帰。すぐに活躍すると一気にポジションを奪取。1トップ争いでは一気に抜け出し不動の存在に。西野体制ではそこは変わらない。

乾貴士(エイバル/スペイン)
本大会メンバー入り可能性:70%
国際Aマッチ:25試合出場/2得点
ハリル体制:7試合出場/0得点
寸評:スペインで磨いた戦術眼は、日本人の中でトップクラス。持ち前の高い技術も存分には発揮している。世界最高峰のリーグに属するクラブで出場機会を得ている選手を、メンバーに加えない理由はない。

原口元気(デュッセルドルフ/ドイツ)
本大会メンバー入り可能性:60%
国際Aマッチ:30試合/6得点
ハリル体制:27試合出場/5得点
寸評:ヘルタ・ベルリンでは移籍騒動の影響もあって完全に構想外となっていたものの、冬にブンデスリーガ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフへ移籍して本来の姿を取り戻した。チームの1部昇格にも貢献し、持ち前のハードワークも取り戻している。2月に負った脳しんとうによる不安もほとんど消えており、日本代表のウィングの主戦候補に返り咲く。

久保裕也(ヘント/ベルギー)
本大会メンバー入り可能性:60%
国際Aマッチ:13試合出場/2得点
ハリル体制:13試合出場/2得点
寸評:アウェイ・UAE戦(2017年3月)で本田圭佑からレギュラーを奪い、殊勲のゴール。だが、ここ1年はクラブでも代表でも上昇気流に乗り切れない。ベルギー1部では9ゴール(プレーオフ含む)を挙げているものの昨季ほどの勢いはなくなってしまった。それでも日本代表での序列に大きな変化はなさそう。右ウィングの1番手候補。

浅野拓磨(シュツットガルト/ドイツ)
本大会メンバー入り可能性:50%
国際Aマッチ:17試合出場/3得点
ハリル体制:17試合出場/3得点
寸評:一時は本大会行きが確実に思われていたものの、所属するシュツットガルトで定位置を失い状況は一変。その影響もあり、3月の欧州遠征メンバーにも招集されてはいない。本大会行きは非常に難しい状況となっている。

本田圭佑(パチューカ/メキシコ)
本大会メンバー入り可能性:85%
国際Aマッチ:93試合出場/36得点
ハリル体制:24試合出場/9得点
寸評:西野監督の評価は高くメンバー入りは確実。ただ、スピードがなく、かといって世界的にスペシャルな存在でもないのにボールを持ちたがるので使いどころが難しい。仮に香川との併用となればザック時代によくあった相手バイタル付近での交通渋滞という悪夢が繰り返される。

杉本健勇(セレッソ大阪)
本大会メンバー入り可能性:60%
国際Aマッチ:6試合出場/1得点
ハリル体制:6試合出場/1得点
寸評:代表でのアピールは十分ではないが、高さと巧さを備えたタイプは貴重。強さという点で海外の選手と渡り合えるか微妙だが、クロスに合わせる技術など可能性を感じさせるものを持っているのは確か。

武藤嘉紀(マインツ/ドイツ)
本大会メンバー入り可能性:20%
国際Aマッチ:21試合出場/2得点
ハリル体制:11試合出場/1得点
寸評:負傷がキャリアアップを阻んできた。ハリルジャパンでは期待されながら実力を発揮しきれなかったが、今季はチーム内最多の8得点を奪ってマインツのブンデスリーガ1部残留に貢献してワールドカップ出場メンバー23人入りに向けて猛アピール。前線の複数ポジションを幅広くこなせる柔軟性も魅力。

岡崎慎司(レスター/イングランド)
本大会メンバー入り可能性:50%
国際Aマッチ:111試合出場/50得点
ハリル体制:21試合出場/9得点
寸評:ハリル体制では可能性がかなり厳しかったが、監督交代で復活のチャンス。ただ、クラブでのパフォーマンスはよくなく、挑戦者の立場であることに変わりはない。2トップ採用なら可能性は多少上がるだろう。

小林悠(川崎フロンターレ)
本大会メンバー入り可能性:10%
国際Aマッチ:13試合出場/2得点
ハリル体制:11試合出場/2得点
寸評:昨季のJ1得点王&MVPは、ハリルホジッチ体制最後の活動となった今年3月の欧州遠征でもメンバー入り。マリ戦、ウクライナ戦ともに途中出場だったがノーインパクトに終わった。4月初旬に左ふくらはぎを痛めたが、復帰後は徐々に調子を挙げている。とはいえA代表では本職ではないサイドやトップ下で起用されるなど評価が定まっていない感もあり、大きなアクシデントがない限りワールドカップ本大会に臨む23人のメンバー入りは厳しそう。

中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル)
本大会メンバー入り可能性:65%
国際Aマッチ:2試合出場/1得点
ハリル体制:2試合出場/1得点
寸評:3月の欧州遠征で自身の武器を発揮し、結果を残した。ポルトガルでハイパフォーマンスを見せ続け、最も状態のいい選手だろう。W杯メンバーに選出されれば、ジョーカーとしての起用となるか。

宇佐美貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)
本大会メンバー入り可能性:65%
国際Aマッチ:21試合出場/3得点
ハリル体制:21試合出場/3得点
寸評:ハリル体制では序列がかなり低かったが、西野監督就任により急浮上。トップ下、サイド、2トップの一角、など様々な起用法が考えられるが、2部の選手であることを忘れてならない。過度な期待は禁物だ。

齋藤学(川崎フロンターレ)
本大会メンバー入り可能性:5%
国際Aマッチ:6試合出場/1得点
ハリル体制:1試合出場/0得点
寸評:昨年9月末に右ひざ前十字じん帯損傷で全治8ヶ月と診断されながら、今年4月にスピード復帰を果たした。徐々に出場時間を伸ばしながら、リーグ戦でもスタメン起用されるなど新天地・川崎フロンターレでも存在感を増している。とはいえドリブルのキレや体力面は万全な状態とは言えず、2大会連続のワールドカップ出場は難しそう。

都倉賢(北海道コンサドーレ札幌)
本大会メンバー入り可能性:10%
国際Aマッチ:0試合出場/0得点
ハリル体制:0試合出場/0得点
寸評:遅咲きのストライカー。今最も波に乗っており、Jでは脅威の存在に。空中戦に強く、パワープレー要員として期待できる。点がほしく放り込む場面になった時は必ずくる。サプライズがあっても不思議ではない。

堂安律(フローニンヘン/オランダ)
本大会メンバー入り可能性:20%
国際Aマッチ:0s試合出場/0得点
ハリル体制:0試合出場/0得点
寸評:オランダ挑戦1年目で大ブレイク。左足のキレだけでなく身体的なたくましさも増し、リーグ戦で9得点を記録した。フローニンゲンではクラブOBのアリエン・ロッベンやルイス・スアレスと比較されるほどの期待を受け、ガンバ大阪からの完全移籍も決定した。A代表選出経験はないが、本大会でのサプライズ選出もあるか。

【了】

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