イタリア代表のジャンルイジ・ブッフォン【写真:Getty Images】
イタリア代表は現地時間13日、ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフのスウェーデンとの2ndレグに臨む。試合前日に開かれた会見でのGKジャンルイジ・ブッフォンのコメントを、伊紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』などが伝えている。
スペインと同居したグループで2位となりプレーオフに回ったイタリアは、10日に行われたアウェイでのスウェーデン戦に0-1で敗戦。ホームで逆転できなければW杯不出場という苦境に追い込まれた。
「この試合に懸かるものの大きさを考えれば、今は非常に緊迫感のある状況だ。全員が責任を感じなければならない。僕ら全員にとっても、代表チームの歴史のためにも重要な試合だ」とブッフォンは試合の意味を強調しつつ、「結果をひっくり返すことができる可能性はある」と予選突破に自信を見せている。
ブッフォンは来年夏のW杯終了後に代表チームと現役を引退する意向を固めている。だが、予選敗退となればその時点でイタリア代表でのプレーは終わりとなってしまうかもしれない。
「僕自身の状況や個人的な数字に意味はない。ただ、勝つことができれば、僕らにとっても監督にとってもイタリアサッカー全体にとっても大きな意味があることだ」とブッフォン。「言葉で伝えるメッセージはほとんどない。今は事実で示すべき時だ」と試合へ望む姿勢を強調した。
イタリアがW杯本大会出場を逃すことになれば1958年大会以来60年ぶりの異常事態となる。4度の優勝を誇る強豪は屈辱を回避することができるだろうか。
【了】
★W杯予選まとめはこちら★