パトリス・エブラ【写真:Getty Images】
マルセイユ退団が発表されたDFパトリス・エブラは、まだ現役引退を考えていないようだ。同選手の代理人が、イタリア『ガゼッタ.it』にコメントを残している。
エブラは今月、ヨーロッパリーグのビトーリア・ギマランイス戦の際、ファンに繰り返し野次を浴びたようで激怒。ピッチサイドにきたファンにエリック・カントナ氏を彷彿とさせる蹴りを見舞って、試合開始前に退場となった。
事態を重く見たUEFAは、エブラに対して罰金と今シーズンいっぱいのUEFA主催大会の出場停止を言い渡している。その直後、マルセイユは選手との契約解除を発表した。
36歳でフリーになったエブラ。このままスパイクを脱ぐのではないかという声もある。しかし、本人はまだ現役を続けるつもりのようだ。
フェデリコ・パストレッロ代理人は、「過ちを犯したことを彼は分かっている。ただ、彼のキャリアはここで終わりではない。こんな終わり方は望んでいないんだ」とコメントしている。
「すでに多くのクラブから連絡があった」と同代理人が明かすと、イタリア復帰の可能性について問われ、「ユベントスで過ごしたあと、セリエAに戻ることをパトリスは考えていない」と返答したが「何も除外はしない。ナポリだってね。ただ、それは複雑だと思う」と話した。
突然フリーになったベテランDFは、どこへ行くのだろうか。
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