コートジボワール代表、W杯出場ならず【写真:Getty Images】
コートジボワール代表がロシア・ワールドカップ(W杯)の出場権を逃した。2006年の初出場から3大会連続でW杯に参加していたが、4回連続の出場は叶わなかった。
コートジボワールは現地時間11日、アフリカ最終予選最終節でモロッコをホームに迎えた。グループ2位のコートジボワール。勝ち点1差で首位のモロッコに勝てば出場が決まる状況だったが、ホームアドバンテージは感じられず、モロッコに押し込まれた。結局、最終予選無失点のモロッコに0-2で敗れ、W杯出場には届いていない。
2006年、コートジボワールはFWディディエ・ドログバを筆頭にヨーロッパのトップレベルで活躍する選手が多くいた。MFヤヤとDFコロのトゥーレ兄弟にMFディディエ・ゾコラなど、各ポジションに一流選手がそろい、初出場を果たしている。
そこにFWジェルビーニョやウィルフリード・ボニー、DFセルジュ・オリエといった次の世代も出てきて、コートジボワールの次なる目標はW杯の決勝トーナメント進出となった。だが、日本と同じグループになった2014年大会は、日本に勝った以外の2試合を落としてグループステージ敗退。ステップアップはできなかった。
ドログバやトゥーレ兄弟が去ったコートジボワール代表。ミランのMFフランク・ケシエやイングランド代表経験のあるFWウィルフレッド・ザハなど新しい力も登場したが、偉大な先輩たちに続くことはできず、ついに今回はW杯出場権を逃してしまっている。
アフリカサッカーは、勢力図が目まぐるしく変化する。今回アフリカからロシアW杯行きを決めたのは、3大会連続出場のナイジェリアを除いて全て前回大会に出場していないチームだ。チュニジアが3大会ぶり、セネガルが4大会ぶり、モロッコが5大会ぶり、エジプトが7大会ぶりである。
少し前まで「アフリカの雄」と考えられたコートジボワール。今回の予選敗退は、反発力として未来につながるのか。それとも長い冬の始まりなのか。今後の国際舞台での活躍に注目したい。
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