10日の日本時間21時にキックオフされる日本戦に向けて、ブラジル代表のスターティングメンバーが発表された。

　リストに並んだのは前日に予告された通りの11人。GKは正守護神のアリソンが務め、右サイドバックにダニーロ、左サイドバックにマルセロ、センターバックはチアゴ・シウバとジェメルソンが務める。

　中盤はアンカーにカゼミーロを置き、インサイドハーフはジウリアーノとフェルナンジーニョが並ぶ。そして前線は右FWに日本戦でキャプテンマークを巻くウィリアン、左にエースのネイマール、頂点にガブリエル・ジェズスという配置になりそうだ。

　ロシアW杯南米予選で出場機会の少なかった選手も日本戦でチャンスを与えられた。最終ラインのダニーロやジェメルソンにとっては、W杯に向けた生き残りをかけた重要な一戦になる。代表復帰組のチアゴ・シウバとマルセロもチーム内の競争の中で自らの実力を証明しようと息巻いているだろう。

　インサイドハーフの2人もこれまであまり出場時間を伸ばせていない。本来はレナト・アウグストやパウリーニョが主力を張ってきたポジションである。日本戦に出場する今夏ゼニトからフェネルバフチェへ移籍した司令塔ジウリアーノは攻撃的に振る舞い、バランスに長けたフェルナンジーニョがディフェンスとオフェンスのつなぎ役を担うことになるだろうか。

　自身が出場した日本戦3試合で7ゴールを奪っているエースのネイマール、そして日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が記者会見で名指しし「世界最高のストライカー」と絶賛した20歳のガブリエル・ジェズスのプレーにも注目が集まる。

　なお、コンディションが心配されたフィリッペ・コウチーニョとジエゴはベンチ入りしている。

　ブラジル代表の日本戦スターティングメンバーとベンチメンバーは以下の通り。

▽GK
1　アリソン（ローマ）

▽DF
22　ダニーロ（マンチェスター・シティ）
14　チアゴ・シウバ（パリ・サンジェルマン）
4　ジェメルソン（モナコ）
12　マルセロ（レアル・マドリー）

▽MF
5　カゼミーロ（レアル・マドリー）
17　フェルナンジーニョ（マンチェスター・シティ）
18　ジウリアーノ（フェネルバフチェ）

▽FW
19　ウィリアン（チェルシー）
10　ネイマール（パリ・サンジェルマン）
9　ガブリエル・ジェズス（マンチェスター・シティ）

▽ベンチ
16　カッシオ（コリンチャンス）（GK）
23　エデルソン（マンチェスター・シティ（GK）
2　ダニエウ・アウベス（パリ・サンジェルマン）
3　ミランダ（インテル）
13　マルキーニョス（パリ・サンジェルマン）
6　アレックス・サンドロ（ユベントス）
15　パウリーニョ（バルセロナ）
11　フィリッペ・コウチーニョ（リバプール）
20　ジエゴ（フラメンゴ）
8　レナト・アウグスト（北京国安）
7　ドウグラス・コスタ（ユベントス）
21　ロベルト・フィルミーノ（リバプール）
24　ジエゴ・ソウザ（スポルチ・レシフェ）
25　タイソン（シャフタール・ドネツク）

【了】