ブラジル戦でゴールが期待される日本代表FW久保裕也【写真:Getty Images】
日本代表は10日、ブラジル代表と国際親善試合で対戦する。公式戦ではないが、ヨーロッパなどではもちろんこの試合も賭けの対象になっている。
最も単純な「どちらが勝つか(あるいは引き分けか)」という賭けにおいて、日本はブラジルに大きな差をつけられている。日本時間10日16時時点の情報で、各ブックメーカーの勝敗予想を比較してみよう。
英大手『ウィリアムヒル』のオッズでは、日本の勝利が「12倍」、ブラジルの勝利が「1.2倍」、引き分けが「6倍」となっている。
ジブラルタルに本拠地を置く『bwin』のオッズではもっと差が大きくなり、日本の勝利は「13倍」、引き分けが「6.5倍」、そしてブラジルの勝利は「1.2倍」となっている。ほぼブラジルが勝つと予想されているようなものだ。
アイルランドの『パディー・パワー』社も日本の勝利が「12倍」、引き分け「6倍」、ブラジルの勝利「1.2倍」と、同じようなオッズが並ぶ。
ブラジルとの直近3試合ではすべて敗れ、ゴールも奪えていない日本代表。最後にカナリア軍団からゴールを挙げたのは、2006年のドイツW杯である。その時以来、11年ぶりのゴールはなるか。そういったことも賭けの対象になっている。
各社が提供している「日本が少なくとも1点奪う」という項目のオッズを見ると、英『ウィリアムヒル』は「1.9倍」、『bwin』は「1.95倍」、『パディー・パワー』が「1.83倍」と似たような数字が並ぶ。ブラジルがゴールを奪うことへの倍率はもっと低いが、日本にも十分ゴールが期待できるということだろう。
なお、ゴールが期待される日本の選手として『ウィリアムヒル』と『bwin』は杉本健勇、久保裕也、大迫勇也、興梠慎三とFW陣を上位に挙げている。ブラジルで最もゴールの可能性が高いと目されている選手は、もちろんネイマールだ。
ブックメーカーの予想は日本にとって厳しいものだが、勝った時に得られるものは大きい。日本代表は下馬評を覆し、ブラジル代表の鼻を明かすことができるだろうか。
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