ジャンルイジ・ブッフォンはVARに好感【写真:Getty Images】
ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)はうまく機能しているのか。今シーズンから本格的に導入しているリーグはあるが、その印象はまだ選手の間でも違いがある様子だ。ユベントスのGKジャンルイジ・ブッフォンは支持しているが、MFサミ・ケディラは良い印象を持っていない。伊メディア『スカイ』などが伝えた。
イタリア代表に招集されているベテラン守護神は、「VARなしでプレーするのはとても違和感がある」と、ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフのスウェーデン戦の前日にコメント。「導入されている国とそうでない国があるけど、イタリアではうまく使われているよ」と主張した。
一方、ドイツ代表に呼ばれているケディラはまったく異なる意見で、「現時点ではうまく使われていない。もっとうまく使われたら良いと思うけど、現時点では災害だ。ブンデスリーガもセリエAも、それで大いに混乱している。選手たちはゴールを決めても喜ぶべきか分からない。多くの情熱が失われている」と語っている。
2018年のロシアW杯は、VARを導入する方向で話が進んでいるが、まだ全員が納得するシステムを構築することはできていないようだ。
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