1stレグでリードするのは…【写真:Getty Images】
ワールドカップ(W杯)欧州予選は残すところプレーオフの8試合のみとなった。9日(日本時間10日)から最後の4枠を懸けた戦いが始まる。まずはクロアチア対ギリシャ、北アイルランド対スイスのファーストレグだ。
●クロアチア対ギリシャ
(日本時間11/10 4:45キックオフ)
アイスランドが首位で通過したグループIで2位となったクロアチアと、ベルギーが圧倒的な強さを見せたグループH2位のギリシャの対戦。FIFAランキングでいえば、クロアチアは18位でギリシャは47位と、やはりクロアチアに分がある。
しかし、クロアチアはFWマリオ・マンジュキッチの状態が微妙で、ファーストレグの出場が危ぶまれているところ。不安がないわけではない。ただ、同代表は過去4回、メジャートーナメント出場を懸けたプレーオフで勝っていることは好材料だ。真剣勝負のホームゲームでは11試合負けなし(8勝3分け)というのも自信になるだろう。
UEFAによると、クロアチアとギリシャは過去に6回対戦しており、戦績はクロアチアからみて1勝3分け2敗。まずはホームで勝利をつかみたいところだ。
●北アイルランド対スイス
(日本時間11/10 4:45キックオフ)
ドイツが10戦全勝を飾ったグループCで、チェコやノルウェーを抑えて2位になった北アイルランドと対戦するのは、全グループの2位の中で最高の成績を収めたスイスだ。スイスはグループBでポルトガルと同じ9勝1敗という戦績で、得失点差でプレーオフに回った。最後の最後まで全勝で首位を維持していただけに、2位になったことは喜べない状況だ。
FIFAランキングは、北アイルランドが23位。プレーオフ抽選ポット2の中では最高位だが、スイスはプレーオフ出場8チームで最高となる11位。予選9勝の実績を考えると、やはり一歩リードしているように見える。
ただし、北アイルランドはホームでの真剣勝負に直近5試合のうち4試合に勝っている。また、過去4回のスイス戦はいずれもフレンドリーマッチだが2勝1分け1敗と、わずかだがリードしている。
スイスはW杯に3大会連続出場中。対する北アイルランドは1986年以来となる4度目の出場を目指している。
【了】