本田圭佑が移籍後6ゴール目。圧巻の個人技に称賛の声相次ぐ【写真:Getty Images】
メキシコ1部のパチューカに所属する本田圭佑が、現地時間8日に行われたコパMX(国内カップ戦)の準々決勝ティファナ戦で公式戦6得点目となるゴールを奪った。
前半終盤の43分、ハーフウェーライン手前でボールを持った本田はドリブルを開始。ぐんぐんスピードを上げて1人目、2人目と振り切り、ペナルティエリア手前で寄せてきた2人と一度抜かれた後に追ってきた1人の間をトップスピードで駆け抜ける。
最後はGKの位置を冷静に見極めてループシュートを沈めた。現地実況も「なんとうゴラッソ!」と絶叫する。
メキシコメディアも華麗な手のひら返しを見せた。『アステカデポルテス』は本田のゴールに触れつつ、「元ミランの日本人、本田圭佑だが、パフォーマンスは全く期待されていなかった」と活躍できるかどうか疑っていたことを明かす。
しかし「この日本人は最近の試合でフットボールのレベルを上げ始めている」と、期待をはるかに上回るプレーに賛辞を送った。ここ数試合はすっかりパチューカの右サイドに定着し、チームメイトや監督からの信頼を確固たるものにしている本田。10月末から公式戦4試合で4ゴールと、日本代表メンバーから漏れたのが不思議なほどの大活躍を披露している。
目の肥えたメキシコの人々の意識も変えつつある本田は、個人能力で違いを作れることを証明した。パチューカやメキシコリーグにおける存在感は日に日に高まっている。
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