本田圭佑の4人抜き独走ゴールに賛辞が集まっている【写真:Getty Images】
メキシコ1部のパチューカに所属する本田圭佑が、現地時間8日に行われたコパMX(国内カップ戦)の準々決勝ティファナ戦で公式戦6得点目となるゴールを奪った。
前半終盤の43分、センターサークル付近でボールを持った本田はドリブルを開始すると、1人目をかわし、追いすがる2人目もスピードで振り切ると、ペナルティエリア手前で寄せてきた2人と一度抜かれた後に追ってきた1人の間をトップスピードで駆け抜け、最後はGKの位置を冷静に見極めてループシュートを沈めた。
この“ゴラッソ”にメキシコメディアは手放しで賛辞を送る。『メディオティエンポ』は本田のゴールについて「ピッチの半分よりも後ろからドリブルでゴラッソ(素晴らしいゴール)を決めた」と振り返った上で、「ティファナに反応する力は一切なく、チーム全体の重荷が増した」と、試合の流れの中で重要な意味を持っていたことを強調した。
確かに本田のゴールはチームの3点目で、前半終了間際に大勢を決定づける一発となった。後半は攻め込まれる時間が長くなったパチューカだったが、やはり3点のリードは大きく、ティファナにとっては時間が経つとともに「重荷」となっていった。結局パチューカがさらに1点を追加して4-0で勝利し、コパMX準決勝進出を果たしている。
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