原口元気【写真:Getty Images】
日本代表は現地時間8日、ブラジル代表との国際親善試合に向けてフランスで練習を行った。
原口元気はブラジル戦を前に「イメージ的には90分間苦しむような展開になるとは思う」と口にした。その中で、「勝つことで唯一楽しめるかなというか。そこのチャンスをうかがいながらプレーしていきたい」と勝利への意欲を燃やしている。
重要なのは「慌てないこと」と原口は言う。
「取った時にまたすぐ取られてしまうときつい。まずボールを取ることが大変な中で、取った時にどれだけ落ち着けるか。そこはブンデスでやっていて、バイエルンとかとやる時には1つのポイントだと思っているので、バイエルンとかとやるイメージで僕はやるつもり」
10月のブンデスリーガ第7節、ヘルタ・ベルリンはバイエルン・ミュンヘンに2-2のドローゲームを演じている。原口は相手DFを次々に突破しゴールをアシストした。「バイエルン相手に勝ちはしなかったけど、引き分けとかもしている。本当に全員が精一杯やれば、相手も苦しむことになると思う」と述べる。チャレンジャーとして戦い続ければ、得られるものがあることを原口は実体験から知っている。
「苦しむのは好きではないですけど」と言うが、「でも解決策はそこしかない。楽してたら絶対に勝てない相手なので」と話す。サッカー王国を苦しめるには、それ以上にハリルジャパンが苦しみぬく必要がありそうだ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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