アーセナルのドイツ代表MFメスト・エジルは、今シーズン末までで満了する契約を延長する条件として、現在MFジャック・ウィルシャーが着用している「背番号10」を要求しているという。英紙『ザ・サン』が8日付で伝えた。

　エジルは現在のアーセナルとの契約が来年夏で満了する。フリーで手放すことを強いられる前に移籍金を獲得したいというクラブの思惑もあり、1月の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドなどへ移籍するのではないかとの見方もある。

　一方で、アーセナルとの契約延長が合意に至る可能性も消えてはいない。エジルは新契約締結の条件として、週給30万ポンド（約4470万円）という巨額の報酬を要求しているとみられるが、要求はそれだけではないようだ。

　エジルが望んでいるのは、ウィルシャーの「背番号10」を手に入れることだという。現在アーセナルでは11番でプレーしているエジルだが、レアル・マドリーでは10番を着用していた。ドイツ代表では現在も10番であり、インスタグラムのアカウントにも「m10」の文字を含めている。

　ボーンマスへのレンタルからアーセナルに戻ってきたウィルシャーも、現在の契約は今季終了後に満了する。エジルを引き留めるため、10番のユニフォームが引き渡される可能性もあるのだろうか。

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