今季CLではバルセロナなどと対戦しているオリンピアコス【写真:Getty Images】
ギリシャ1部の名門クラブであるオリンピアコスが、八百長疑惑により降格の危機に立たされているという。ギリシャメディアによる報道を8日付のスペイン紙『アス』が伝えた。
報道によれば、オリンピアコスのオーナー・会長であるエバンゲロス・マリナキス氏に対して少なくとも2試合で八百長を行った疑惑が持たれ、現在調査が行われているとのことだ。結果次第では2部リーグ、あるいはそれ以下のリーグへの降格処分が下される恐れもあるとみられている。
八百長を疑われているのは2013年1月に行われてオリンピアコスが3-0の勝利を収めたベリア戦と、2015年2月に行われて2-1の勝利を収めたアトロミトス戦。前者に関しては2年前にも疑いが持たれたが、ギリシャサッカー連盟は一旦調査を打ち切っていた。
オリンピアコスはギリシャを代表する名門クラブで、国内リーグ優勝回数44回は2位パナシナイコスの20回を大きく引き離して最多。現在は7連覇中であり、過去21シーズン中優勝19回という圧倒的な支配力を見せている。
チャンピオンズリーグでも常連クラブであり、過去10年間で3回決勝トーナメントにも進出。今季はバルセロナやユベントスなど強豪と同居したグループで苦戦を強いられ、4試合を終えて勝ち点1にとどまっている。
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