ローマのラジャ・ナインゴラン【写真:Getty Images】
ベルギーのブルージュで現地時間14日にベルギー代表対日本代表の国際親善試合が行われる。この試合に向けて代表復帰を果たしたローマ所属のMFラジャ・ナインゴランは、来年のロシア・ワールドカップ(W杯)出場への意欲を口にしている。
ナインゴランは9月、10月に行われたW杯欧州予選のベルギー代表メンバーから落選。代表落ちの失望から、29歳での代表引退を検討しているとも報じられていた。
だが所属するローマで好調なプレーを見せ、ファンやメディアなどからの復帰待望論も強まっていたナインゴランは、今月行われるメキシコ代表および日本代表との試合に向けたベルギー代表に再び招集された。
代表復帰を喜ぶナインゴランのコメントを、7日付のベルギー『sporza』などが伝えている。「またここに来ることができて嬉しい。時間はかかったかもしれないが、このまま赤い悪魔(ベルギー代表)に残れることを願っている」と同選手は述べた。
ミーティングに遅刻してロベルト・マルティネス監督の怒りを買ったことが代表落選の理由との見方もあった。具体的な落選理由を聞かされてはいないというナインゴランは、「何が問題だったのかこれから監督と話をしたい。お互いに納得できるようにしなければならない」と語った。
メキシコ戦、日本戦でアピールに成功すれば、来年のW杯出場への道も開けてくるかもしれない。「選手であれば誰でもW杯出場を夢見ている。前回は出場できなかったのでチャンスを掴みたい。キャリアを終えたあと、『W杯に出場したことがある』と言えるのは大事なことだと思う」と出場に意欲を見せている。
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