酒井宏樹【写真:Getty Images】
日本代表は現地時間6日、ブラジル代表との国際親善試合に向けてフランスで練習を行った。
フランスのマルセイユでプレーする酒井宏樹は、リーグアン第10節のパリ・サンジェルマン戦に出場し2-2で引き分けている。この試合にはネイマールも出場したが、「パリでやっている彼とブラジルでやっている彼は全く違う人なので」と酒井は言う。
「サッカーは本当に連係面が大事だなと思いますし、そういうところを含めるとブラジル代表のネイマールはさらにすごい選手なので、止めるのは僕個人ではほぼ不可能ですね」
重要なのは、ネイマールにいい形でボールを入れさせないこと。「チームとしての守備が大事になってくると思いますし、彼にボールが回ってくる間にブラジル代表にプレッシャーを与えられるか。リラックスした状態の彼にボールが渡ってきたら止めるのは難しい」と酒井は述べた。
リーグ戦で対戦したものの、ネイマールについて「パターンはないので、やってみて、その日その日、その場面その場面で対処していくしかない」という。
「時間帯とかボールをもらう位置とかで間合いはまた変わってくるので、なるべくゴールに近い位置で受けさせたくない。ボールホルダーにもしっかりプレッシャーは行かせないと、僕のプレッシャーも近くには行けない。距離感を取らざるを得ない状況も出てくるので、そこだけをフォーカスするんじゃなくて、チーム全体としての守備をフォーカスしないともう止められるような相手ではないと思います」
ブラジルはネイマールだけではないが、王国のエースに仕事をさせないためにもチーム全体が90分間集中し続けなければならない。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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