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“レジェンド”・ピルロが現役最終戦を終える。数分間のプレーに観客から拍手

text by 編集部 photo by Getty Images

アンドレア・ピルロ
ニューヨーク・シティFCのアンドレア・ピルロ【写真:Getty Images】

 メジャーリーグサッカー(MLS)のイースタン・カンファレンス、プレーオフ準決勝2ndレグが現地時間5日に行われ、ニューヨーク・シティFCとコロンバス・クルーが対戦。NYシティの元イタリア代表MFアンドレア・ピルロにとっては、この試合が現役選手としてのラストマッチとなった。

 今年5月で38歳となったピルロは、今季限りで満了するNYシティとの契約を終えた時点で現役を引退することを先月表明。チームはポストシーズン進出を果たしたが、敗れた時点でピルロは現役を終えることになった。

 だがアウェイで行われたカンファレンス準決勝の1stレグにNYシティは1-4の大敗。逆転を目指して本拠地ヤンキー・スタジアムでの2ndレグに臨み、2-0の勝利を収めたものの、あと1点及ばず敗退となった。

 今シーズンを通して負傷に悩まされ続けたピルロは、アウェイでの1stレグには帯同せず。だが2ndレグではベンチに入り、時計がまもなく90分になろうとするところでピッチに送り出された。ファンからの盛大な拍手で迎えられ、アディショナルタイムを終えるまでプロ選手としての最後の数分間を過ごした。

 ピルロはブレッシアやインテルでキャリア初期を過ごしたあと、2001年に加入したミランで“レジスタ”として大きく開花。ミランでの10年間と、2011年に移籍したユベントスでの4年間で、通算6度のセリエA優勝や2度のチャンピオンズリーグ優勝など数々のタイトルを手に入れた。フリーキックなどセットプレーの名手としても知られ、イタリア代表の2006年ワールドカップ優勝にも重要な貢献を果たした。

【了】

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