吉田麻也【写真:Getty Images】
日本代表は現地時間5日、ブラジル代表との国際親善試合に向けてフランスで練習を行った。
吉田麻也は、プレミアリーグで日常的に世界の名手たちと対峙している。今シリーズはハリルジャパンが世界を知るための機会となるが、吉田は「一つのミスが命取りになると思う。そういう1歩2歩の世界を一人でも多くが感じて、突き詰めていけるようになれば」と話した。そして、それは「僕自身もここ数年ずっと感じていること」と述べ、こう続けた。
「僕個人としてはそこをどれだけ詰められるかが、自分がプレミアリーグでも1個2個レベルアップできるかっていうところのカギになってくると思うので、僕にとっても大きなテストになる」
ワールドクラスとの対戦に向け、ハリルジャパンのディフェンスリーダーは「個としての戦い方はもちろん、チームとしてどれだけスペースと時間を与えずに90分できるか。あとは彼らの一番得意な形に持っていかせないかが大事だと思う」と語った。ほんのわずかな隙も与えてはいけないことを、吉田は強調した。
「どれだけ小まめにポジションを修正してやっているか、集中力を欠かないかだと思う。口で言うのは簡単なんですけど、難しいところなので、そういう意味でもこの2試合は大きなテストになると思うし、僕自身とチーム全体がどれくらいこういうトップクラスのレベルの選手たちに対してできるのかを測るいい機会なのかなと」
吉田の言葉通り、今シリーズはハリルジャパンにとって重要なものになる。ピッチに立つ者は持てる力を全て発揮しなければならない。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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