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本田圭佑 7年前

本田圭佑、主力の一角として着実に高まる連係。照準は12月のクラブW杯へ

現地時間4日に行われたメキシコ1部リーグ第16節でパチューカはケレタロをホームに迎え、0-1で敗れた。MF本田圭佑はフル出場を果たしたが、公式戦3試合連続ゴールは生まれず。チームはプレーオフ進出を逃したが、クラブW杯に照準を切り替えていかなければならない。(文:河治良幸)

text by 編集部 photo by Getty Images

チームを救う決定的ゴールのチャンスを迎えた本田だが…

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ケレタロ戦に先発した本田圭佑【写真:Getty Images】

 決まっていれば、これまでともひと味違ったゴールになっていただろう。何よりもチームを救うゴールになっていたはずだ。しかし、それが決まらなかったことは振り返れば、この日のパチューカを象徴する様だった。

 ビルドアップから右SBのホセ・マルティネスのボールを受けた本田圭佑は右サイドでケレタロのディフェンス3人(4-4-2の左サイドハーフ、左SB、左ボランチ)を引き付けてインサイドハーフのビクトル・グスマンに横パスを通した。

 グスマンには右ボランチのハビエル・グエメスが食い付いて来たが、グスマンがボールをキープしてペナルティエリアの手前に進出した左前方のエリック・グティエレスへ。左利きのメキシコ代表MFがさらに2人を引き付ける間に本田がエリア内のスペースに入り込む。

 絶好のタイミングで出て来たボールを本田は周囲のディフェンスが寄せ切る前に、ダイレクトの左足で合わせるだけだった。しかし、ゴールの上方を突いたシュートはブラジル人GKティアゴ・ボルピの間一髪のワンハンドセーブに阻まれてしまったのだ。

 ポゼッションからの流れで本田、グスマン、グティエレス、さらに本田と3人がボールキープ、パス、動き出しの全てで融合したシーンもGKのビッグセーブでゴールに結び付かないことがある。それがサッカーなのだが、この日のパチューカは22本のシュートを放ち、枠内シュートも10本を記録した。

 一方のケレタロは5本のシュートで、チャンスらしいチャンスは2つ。そのうちの1本は44歳の守護神オスカル・“コネホ(ウサギ)”ペレスが抜群の反応で止めたが、54分のロングカウンターからコロンビア人MFイェルソン・カンデロが放ったグラウンダーのシュートを止めることはできなかった。

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