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中国、カンナバーロ率いる昇格1年目の天津権健が来季ACL出場権獲得

text by 編集部 photo by Getty Images

ファビオ・カンナバーロ
天津権健のファビオ・カンナバーロ監督【写真:Getty Images】

 中国スーパーリーグ(CSL)の最終節となる第30節が4日に開催され、ファビオ・カンナバーロ監督率いる天津権健が3位でシーズンを終えた。クラブ初となる来季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を獲得している。

 CSLでは先月22日に、広州恒大が2試合を残してのリーグ優勝を決定。初優勝から7年連続優勝という圧倒的な強さを見せつけている。

 優勝した広州恒大に続いて、2位の上海上港も来季ACLの出場権を確保した。今季ACLの準々決勝で広州恒大との中国対決を制し、準決勝で浦和レッズに敗れて決勝進出を逃したアンドレ・ビラス=ボアス監督のチームだ。

 CSLでは3位チームにまで来季ACLの出場権が与えられる。最終節を迎えて3位の可能性を残していたのは河北華夏と天津権健の2チーム。河北華夏は1ポイント差でリードしていたが、最終節ではFWエセキエル・ラベッシがハットトリックを達成しながらも山東魯能に4-5で敗れる結果に終わった。

 一方の天津権健は、すでに優勝を決めている広州恒大にアウェイで2-1の勝利。この結果、天津権健はCSL昇格1年目にしてACL出場権獲得の快挙を成し遂げた。

 中国からはもう1チーム、カップ戦の優勝チームにACL出場権が与えられる。今月行われる決勝で対戦するのは上海申花と上海上港。上海申花が優勝すればACL出場権獲得、リーグ2位の上海上港が優勝すればリーグ4位の河北華夏が繰り上げで出場権獲得となる。

 チームを快挙に導いた天津権健のカンナバーロ監督だが、来季はルイス・フェリペ・スコラーリ監督の後任として広州恒大に復帰することが見込まれる。天津権健の新監督には元フィオレンティーナ監督のパウロ・ソウザ氏の就任が濃厚と報じられている。

【了】

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