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欧州や南米と真剣勝負の機会に? 全世界の代表チーム参加の新大会構想

text by 編集部 photo by Getty Images

国際サッカー連盟(FIFA)
国際サッカー連盟(FIFA)【写真:Getty Images】

 国際サッカー連盟(FIFA)に加盟する全223協会の代表チームが参加し、2年に一度世界一を争うという新たな国際大会「グローバル・ネーションズリーグ」の設立が欧州サッカー連盟(UEFA)主導で検討されている。関係者が明かしたとして『AP通信』が伝えた。

 UEFAではすでに、来年9月より新大会「UEFAネーションズリーグ」の開始を予定している。UEFA加盟の55協会の代表チームをランキングに応じて4つのディビジョンに分けて試合を行い、2年に一度優勝チームを決定するとともに、昇格・降格制度を用いてチームを入れ替えていく形となる。

 そのUEFAネーションズリーグをさらに発展させ、全世界の代表チームが参加する形の大会とすることがすでに構想されているという。早ければ2021年6月にも第1回の決勝を開催することが想定されている。

 構想によれば、全世界の代表チームはFIFAランキングに応じて7つのディビジョンに分けられる。各大陸で昇格・降格制度を備えた予選を開催し、各ディビジョンの決勝大会が2年に一度開催される形となる。

 決勝大会は準々決勝、準決勝、決勝のトーナメント戦で、1ヶ国での集中開催。トップディビジョンの決勝大会には欧州から3チーム、南米から2チーム、アフリカ、アジア、北中米から各1チームの出場が見込まれている。

 大会の目的は、各国の代表チームに「同じレベルの相手との真剣勝負を戦う機会を与えること」であり、「ファンやメディアにとって関心の薄い国際親善試合に取って代わるもの」だとされている。全世界を巻き込む壮大な新大会の構想は実現に至るのだろうか。

【了】

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