ペルー代表のパオロ・ゲレーロ【写真:Getty Images】
ペルーサッカー連盟(FPF)は3日、同国代表のFWパオロ・ゲレーロからドーピング検査による陽性反応が検出されたとして、国際サッカー連盟(FIFA)から30日間の暫定的な出場停止処分が下されたことを明らかにした。
発表によれば、ゲレーロは先月5日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)南米予選第17節のアルゼンチン戦でドーピング検査の対象となった。その結果として陽性反応が検出され、FIFAから出場停止処分の通達が届いたとのことだ。検出された物質について詳細は明らかにされていない。
南米予選を5位で終えたペルーは、W杯出場権獲得を目指して大陸間プレーオフに出場。今月11日にアウェイで、15日にホームでニュージーランド代表との対戦を予定している。暫定処分の取り消しなどがない限り、ゲレーロはこの2試合に出場できないことになる。
ゲレーロはペルー代表の歴代最多得点記録を保持するチーム最大の得点源であり、キャプテンも務めている。今予選でもチーム最多タイの5得点を挙げた。1982年大会以来36年ぶりのW杯出場を目指すペルーにとって非常に大きな痛手となりそうだ。
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