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香川真司 7年前

香川真司、代表落選の悔しさ胸に首位攻防バイエルン戦へ。要求される「結果」

text by 本田千尋 photo by Getty Images

W杯前のシーズンの重要性

香川真司
香川真司、積み上げてきたものを出し切れるか【写真:Getty Images】

 今季も左肩の脱臼の影響で少し出遅れたが、与えられたチャンスの中で、ゴール、アシストと結果を残してきた。1-1のドローに終わったAPOEL戦では、ラファエル・ゲレイロに絶妙のラストパスを通している。

 確かに「手応え」はあるのだ。

「このシーズンが僕自身にとってすごく大事ですし。そして何よりW杯前のシーズンというのはとても大事なので、コンディションであったり、結果も含めて、そういうものを想定して取り組んできた中で、こうやって結果を出し続けていくしか、残されたことないので、そしてその、自信を、自分が積み上げてきた中で、あの、感じているので、僕は本当に日々、やり続けるだけなのかなあと思います」

 フットボーラーであれば、誰もが憧れるW杯。しかし夢の舞台に辿り着けるのは、ほんの一握りの選手たちだけだ。チャンスが巡ってくるのは4年に1度。そこに賭ける気持ちが強ければ強いほど、「W杯前のシーズンというのはとても大事」になる。極めて重要かつ唯一無二のシーズンだ。

 今回のメンバー選考におけるハリルホジッチ監督の意図がどうであれ、3月のテストマッチで再び日本代表に招集されるために、香川にできることはシンプルだ。ボルシア・ドルトムントで「結果を出し続けていく」。

 何よりバイエルン、トッテナム、レアル・マドリーといった、おそらくブラジル代表やベルギー代表とも互角に戦えるクラブとの試合で、“インパクト”を残し続けることができれば、代表指揮官も声を掛けざるを得ないだろう。

 それは停滞するドルトムントを、再び軌道に乗せることにも繋がっていくはずだ。

(取材・文:本田千尋)

【了】

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