ミラン前会長のシルビオ・ベルルスコーニ氏【写真:Getty Images】
長年ミランの会長を務めたシルビオ・ベルルスコーニ氏が、現在のクラブの不振に複雑な気持ちを抱えている。伊メディア『カナレ5』で語った。
ベルルスコーニ氏は49歳のときにミランを買収し、一つの時代をつくった。しかし今年4月、中国人実業家リー・ヨンホン氏がクラブを買収し、ベルルスコーニ・ファミリーがミランのトップを務める時代が終わっている。
インタビューの中でベルルスコーニ氏は、「スタジアムにはもう行っていない。ミランをテレビで見ると気分が悪いんだ。クラブ売却は、せざるを得ない状況だった」とコメント。「このクラブがトップにとどまることを望むなら、そのためには補強資金もサラリーも莫大なものが必要だ。いち家族で毎年それをする時代ではなくなった。だから売却しなければいけなかった。そこにチームを強化するために毎年2億5000万ユーロの投資を約束してくれる中国の人が現れたんだ」と語った。
今年夏の移籍市場で積極的に動いたミランは、まだ結果を出せていない。これから前会長時代のような輝かしい歴史を築けるだろうか。
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