スウォンジーでブレイクした20歳のFWテイミー・エイブラハムがイングランド代表初招集【写真:Getty Images】
イングランドサッカー協会(FA)は2日、今月ロンドンで行われるドイツ戦(10日)とブラジル戦(14日)に向けて招集する同国代表メンバーの一部を発表した。
最初に公表されたのは初招集の3人。大怪我による2年にもおよぶブランクかた復活を遂げたリバプールのDFジョー・ゴメスと、今季チェルシーからクリスタル・パレスへ移籍したMFルベン・ロフタス=チーク、そしてチェルシーからスウォンジーにレンタル中のFWテイミー・エイブラハムである。
20歳のエイブラハムはレンタル先のスウォンジーで10番を任され大ブレイク中。今季リーグ戦10試合に出場して4ゴール1アシストを記録している。ルーツのあるナイジェリア代表から招集の打診があったことも報じられたが、英紙『ガーディアン』などによれば、あくまでイングランド代表を目指すために断りを入れていたという。そして、すぐに目標としていた場所から声がかかった。
昨季はレンタル先だったイングランド2部のブリストル・シティで41試合23得点を挙げ、得点王争いでドワイト・ゲイル(ニューカッスル)やグレン・マレイ(ブライトン)に並ぶ2位タイという実績を残した。
夏のU-21欧州選手権ではU-21イングランド代表の準優勝に貢献し、満を持してのA代表招集となった。チェルシー下部組織時代の恩師であるポール・クレメント監督の下、スウォンジーで開花した若きストライカーの才能に注目だ。
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