チェルシーのアントニオ・コンテ監督【写真:Getty Images】
チェルシーのアントニオ・コンテ監督が解任の危機に晒されている。
現在イングランド・プレミアリーグで6勝1分け3敗の勝ち点19で4位につけるチェルシーは、圧倒的強さで優勝を決めた昨季に比べるとかなり調子を落としている。勝ち点28の首位マンチェスター・シティには早くも9ポイント差をつけられており、成績不振はコンテ監督の進退問題にまで発展している。
しかし、コンテ政権存続が危ぶまれている主な理由は、元エースFWジエゴ・コスタとの不仲問題に端を発している。今夏、アトレティコ・マドリーへ移籍してしまったD・コスタへの対応の仕方に難があったとして非難されているコンテは、既に特手の選手やスタッフとの関係を悪化させている模様。スペイン紙『マルカ』は、クラブの名物会長ロマン・アブラモビッチ氏さえもコンテと口を聞かず状態であると伝えている。
さらに、退任ムードを煽るように、チェルシーはチャンピオンズリーグ第4節のローマ戦を3-0で惨敗している。既に前バイエルン・ミュンヘン監督のカルロ・アンチェロッティ氏やナポリのマウリツィオ・サッリ監督の名前が後任候補として挙がっていることもからも、これからは一つ一つの結果がコンテ監督の進退に大きく影響するかもしれない。
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