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香川真司 7年前

香川真司が改めて証明した存在価値。CL痛恨ドローも、ドルトムントに煌めいた希望の光

text by 本田千尋 photo by Getty Images

流れを引き寄せられずドロー。CLグループステージ突破は絶望的だが…

 昨季終盤から相性の良さを見せる香川とゲレイロのコンビネーションで、貴重な1点を手に入れたドルトムント。しかし2点目以降は奪えず、勝利をたぐり寄せることはできなかった。 

 51分、左サイドを崩され、ミカエル・ポテに同点弾を決められてしまう。

「ホームなのでね、ある程度やっぱり、攻撃の形は作れてたと思いますし。ただ何より、2点目が入らなかったこと。やっぱこういう試合展開になった後、チャンピオンスリーグに出場するチームですから、やっぱり一発はありますし。後半少し慣れてきたらね、より相手も守りやすかったのかなと。テンポの速い前半であったり、後半の最初を含めて、あそこで取りきらないとやっぱり相手も自信をどんどん高めていきますし、そういうところで試合の流れも僕たちは掴めなかった、というか、疲れ始めている時に取り切らないと、まあ難しい試合にならざるをえないのかなと思います」

 2試合ぶりに先発となった香川は、苦しむドルトムントにおいて、貴重な戦力であることを改めて示した。APOELとの“3位決戦”で、再び1-1と失望のドローに終えたチームにあって、わずかな希望を、冷え込む夜に煌めかせた。

(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

【了】

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