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香川真司、日本代表落選に困惑「このタイミングかっていうのは感じます」

text by 編集部 photo by Getty Images

香川真司
日本代表から落選した香川真司【写真:Getty Images】

 11月10日のブラジル戦と11月15日のベルギー戦に向けた日本代表メンバーが10月31日に発表された。今回の招集メンバーの中に、ドルトムントに所属する香川真司は含まれなかった。現地時間1日のチャンピオンズリーグ(CL)APOELニコシア戦後の取材で、招集外について言及している。

 落選したことについて香川は「正直やはり…このタイミング(で外すの)かっていうのは感じますし、(ブラジルやベルギーとの)試合は、恐らくW杯を想定しないといけない試合で、テストマッチという感覚では僕は全くとらえていなかったので。確実に、半年後のW杯に向けたガチの戦いを、そして、今ぼくたちが積み上げてきた戦いをやれる絶好の機会だと思っていたので。もちろんそこに対する悔しさはあります」とコメントしている。

 続けて「メンバーから外れるとしたら、もっと早いタイミングで僕自身を外せるタイミングはあったのかなと。特に、去年のこの時期を含めて少なからず。今は全くもって、悪い感覚はないですし。去年、一昨年を含めて、やはりまだまだ安定感が出ていない時があったので、そこの(選ぶか外すかの)基準というのはちょっと何とも言えないです」と、落選した状況に困惑した様子を見せている。

 一方で「監督が決めることなので。僕は、ここで結果を残し続けるだけです」と理解も示した。パフォーマンスが良くない時も招集され続けたが「そこに信頼を感じていましたし、悪い中でも自分を必要としてくれると。そして自分自身も必ずこの代表に対して、どんな状況であれ、やはり誇りを感じていますし。それは、常々感じている」と語り、モチベーションになっていたことを明かした。

 「代表に呼ばれることはやはり1つの誇りだったので、それは失せることはない。そして僕自身の目標が消えることもないので。もう一回やるしかないですから。3月、そこに僕はしっかりと標準を合わせて、やり続けていくだけ」と、今後に向けた意気込みを語っている。

(取材:本田千尋【ドルトムント】、文・構成:編集部)

【了】

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