アトレティコ・マドリーの主将ガビの口から本音がポロリ【写真:Getty Images】
ディエゴ・シメオネ監督就任以降、5シーズンにわたってチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント進出をのがしたことがなかったアトレティコ・マドリー。昨季のファイナリストでもある強豪が、今季はグループステージ敗退の危機に立たされている。
現地時間31日に行われたホームでのグループステージ第4節のカラバフ戦は1-1のドローに終わった。格下と見られていたアゼルバイジャンのクラブ相手にアウェイでの前節、そしてホームでの今節と2試合連続で勝ちきれなかった。
ここまでの4試合で獲得した勝ち点はわずかに「3」。いまだ今季のCLで勝利はなく、1分4敗という状況で、次節ローマ戦に勝利した上で、チェルシーがカラバフと引き分けに終わらなければグループステージ敗退が決まってしまう。
そんな状況に腹が立っていたのか、アトレティコの主将は31日のカラバフ戦後に衝撃のコメントを残した。スペイン紙『エル・パイス』など複数のメディアが報じている。
「今となってはヨーロッパリーグなんてクソだ」
すぐに「これまで僕たちに多くのものを与えてくれたが…」と付け加えて取り繕ったものの、2011-12シーズンに自身も優勝を経験している大会の価値を貶めるような発言だった。仮にCLグループステージで3位に入ればヨーロッパリーグ(EL)の決勝トーナメントに進むことができるが、もう一つの欧州王者を決める大会にメリットを感じていないということだろうか。
また、ガビは「僕らはこれから1月にかけてこのような結果を続けるなら、ジエゴ・コスタの到着は全く役に立たない」とまで言い放った。CL決勝トーナメント進出以降に力を発揮するはずだったかつてのエースも、このまま不振が続けば意味のない補強になってしまうのだろうか。チームを引っ張るキャプテンの発言は物議を醸しそうだ。
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