アーセナルのオリビエ・ジルー【写真:Getty Images】
アーセナルのフランス代表FWオリビエ・ジルーは、年間最優秀ゴール賞を受賞した“スコーピオンキック”の秘訣は、若い頃に受講したダンス講座にあることを明らかにした。『フランス2』のインタビューに語っている。
10月23日に行われた国際サッカー連盟(FIFA)の表彰式で、ジルーはサッカー界の年間最優秀ゴールに贈られる「FIFAプスカシュ賞」を受賞した。1月1日に行われたプレミアリーグのクリスタル・パレス戦で決めたゴールによる受賞だった。
ゴール前に走り込んだジルーに対して左サイドからのクロスが上がったが、ボールはジルーの体の後方へ。だがこのボールに対して左足を伸ばし、いわゆる“スコーピオンキック”の体勢で合わせたヒールキックが見事にゴールに突き刺さった。
ジルーのゴールの数日前にはマンチェスター・ユナイテッドのMFヘンリク・ムヒタリアンも同様のゴールを決めており、ジルーはムヒタリアンに「インスパイアされた」とも話していた。だが母国フランスでのインタビューに対し、学生時代に受講したコンテンポラリーダンス講座にもその動きのルーツがあったとジルーは語った。
「体育教師になるためのカリキュラムの一部だったんだ。教師はそういうダンスをひとつの芸術だと考えていた。(得点の際に)僕がした動きは、当時のダンス教師の振り付けの一部だったかもしれない」とジルーは話している。
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