元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏【写真:Getty Images】
アルゼンチンのレジェンドであるディエゴ・マラドーナ氏は、国際サッカー連盟(FIFA)公式サイトのインタビューに答え、ワールドカップ(W杯)における自身の名場面5つを選びだした。
W杯でのマラドーナ氏のプレーといえば、1986年メキシコ大会の準々決勝イングランド戦で決めた「5人抜きゴール」があまりにも有名。「20世紀最高のゴール」にも選ばれたこの得点も、当然ながら名場面のひとつに挙げている。
「あんなゴールは他に決めたことがなかった。難しいゴールはいくつか決めたが、これはW杯でのゴールだ。全ての子供が夢見るようなことだ」とマラドーナ氏はコメント。一方、同じ試合で決めたいわゆる「神の手ゴール」は名場面として選ばず、言及もしていない。
イングランド守備陣をドリブルで抜き去ったマラドーナ氏は、最後はGKピーター・シルトンもかわしてゴールを決めた。「彼が何をしたのか今でも分からない。幽霊かUFOが彼を連れ去っていってしまったのだろうか。単純にゴールを空けてくれた」と相手GKの対応を振り返っている。
マラドーナ氏が名場面として選んだその他の場面は、1982年大会ハンガリー戦でのW杯初ゴール、同大会のブラジル戦で受けたレッドカード、90年大会でブラジルを破った決勝アシスト、同大会の準決勝イタリア戦で決めたPKの4つとなっている。
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