放出候補から一転、インテルでレギュラーの座を確固たるものにしつつある日本代表DF長友佑都。現地時間30日のセリエA第11節のエラス・ヴェローナ戦にも先発出場して2-1での勝利に貢献した。

　この活躍に現地では称賛の声が相次いでいる。かつてユベントスやフィオレンティーナなどで活躍し、イタリア代表として40試合出場の実績を持つアンジェロ・ディ・リーヴィオ氏も賛辞を送る1人だ。

　伊のテレビ『プレミアムスポーツ』に出演した同氏は、「インテルには3人の不可欠な選手がいる。長友、（ダニーロ・）ダンブロージオ、（ミラン・）シュクリニアルの3人はすぐに信じられないほどの個性を発揮した」と、長友ら守備陣を絶賛した。

　ディ・リーヴィオ氏はルチアーノ・スパレッティ監督との信頼関係も重要視している。長友は今季、左利きの選手を左サイドバックで起用したがる指揮官の傾向などもあり、新加入のブラジル人DFダウベルトとの競争で不利に立たされると思われていた。それが蓋を開けてみれば、全く逆の状況になっている。

　長友は復権を目指すインテルの中で、最も印象的な復活を遂げた1人とされている。来年のロシアW杯に向けて今の好調を維持していきたいところだ。

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