U-17W杯優勝を喜ぶU-17イングランド代表のFWリアン・ブリュースター【写真:Getty Images】
インドで開催されていたFIFA U-17W杯はイングランドの優勝で幕を閉じた。得点王に輝いたのは大会通算8ゴールを挙げたイングランドのFWリアン・ブリュースターである。
同選手はリバプールの下部組織出身で、当然ながら将来を嘱望される若手の1人。恵まれたフィジカルとゴールセンスは群を抜いており、トップチームでチャンスを与えられる日が来るかもしれない。
もちろんユルゲン・クロップ監督も、そんな有望株の活躍に目を細めている。クラブ公式サイトを通じて「信じられない。リアン、リバプールからおめでとうを伝えたい! 本当に素晴らしい日だ!」とブリュースターにお祝いのメッセージを送った。
これには異例の“忠告”も含まれていた。クロップ監督は「リバプールから最大の敬意を。素晴らしいパーティーにしてくれ! でもお酒はダメだ! コカ・コーラやファンタのような飲み物で頼むよ。近いうちに会おう」と、17歳の若者が非行に走らないようクギを刺した。
ブリュースターはU-17スペイン代表との決勝で、2点リードされていた前半41分に反撃の口火を切るゴールを挙げたのをはじめ、重要な場面で多くのゴールを決めてイングランドの優勝に大きく貢献した。クロップ監督の忠告通りに道を踏み外さなければ、近い将来リバプールのトップチームの一員として看板を背負う姿を見られるはずだ。
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