コウチーニョ(左)は来季からパリでネイマール(右)とともにプレーするのだろうか【写真:Getty Images】
今夏バルセロナへの移籍が盛んに噂されながら、リバプール残留を決断したブラジル代表MFフィリッペ・コウチーニョ。移籍金交渉がまとまらずに市場閉幕を迎えた。
選手本人が移籍をクラブに志願したとも報じられるなど、リバプール退団は時間の問題と見られている。そんな中、バルセロナの次は同い年の親友ネイマールが待つパリ・サンジェルマン(PSG)移籍の可能性が浮上した。
フランス『テレフット』が報じたところによれば、今季からPSGのスポーツディレクターを務めるアンテロ・エンリケ氏が先週ロンドンに飛び、コウチーニョの代理人であるキア・ジョーラブシャン氏と「3つの問題」について話し合ったという。
そのうち最も重要なものがコウチーニョの獲得についてだった。現時点ではバルセロナも同選手との契約を諦めておらず競合することになるが、PSGはネイマールとの友情が鍵になると考えているようだ。
キア・ジョーラプシャン氏は46歳のイラン人代理人で、ミーノ・ライオラ氏やジョルジュ・メンデス氏のように表に出てくることは少ないものの、幅広いコネを持つ敏腕として知られる。かつてはハビエル・マスチェラーノやカルロス・テベスのプレミアリーグ移籍において重要な役割を果たした。
ジョーラプシャン氏はコウチーニョ獲得交渉におけるキーマンとなりうるのである。また両者の間では残る2つの問題、インテルのポルトガル代表MFジョアン・マリオと、フルミネンセ期待の20歳ウェンデウの引き抜きについても話し合われたとのこと。
ジョアン・マリオがスポルティングCPからインテルへ移籍する際もジョーラプシャン氏が一枚噛んでいたと言われている。来年夏の移籍市場におけるPSGの補強では、イラン人敏腕代理人が鍵を握るかもしれない。
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