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レアルでは「子供のように扱われた」。ユーベ退団を悔やむモラタは古巣に憤慨

text by 編集部 photo by Getty Images

モラタ
チェルシーで輝きを放つアルバロ・モラタ【写真:Getty Images】

 今季からチェルシーに在籍するアルバロ・モラタは、過去2度にわたってレアル・マドリーに在籍した。しかし、少年時代から過ごした古巣での日々は決して心地よいものではなかったようだ。

 伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューにおいて、モラタは2シーズン在籍したユベントスを退団してマドリーへ復帰した理由について「尊重すべき契約があったから」と説明した。一方で「大きな失望があった」とも明かした。

 モラタはマドリーでの2度目のシーズンとなった昨季、キャリアハイとなるリーグ戦15得点を記録した。それでも常にカリム・ベンゼマの控えとしてベンチから出番を待つ立場が変わることはなく、気持ちは晴れなかった。「僕は(マドリーで)自分がスタート地点に戻ってしまったと感じた。彼らは僕のことをイタリアでの2シーズンを経験するよりも前にいた、子供のように扱った」と、チーム内での不当な仕打ちに不満を漏らした。

 反対にイタリアでの日々は充実していたようで、「僕は少年としてそこ(イタリア)へ行き、真のプレーヤーとして去った。スペイン人にとって、住むのに最高の国だよ。美、歴史、芸術、食、ファッション…全てがあるんだ。僕はイタリアやユベントスを出たいと思ったことはなかった」とタイトルにも恵まれて大きく成長した2年間を振り返った。

 イタリアで勝利のメンタリティやプロフェッショナリズムを学び、「少年」ではなくなったモラタにとって、マドリーでの扱いは耐え難いものだったに違いない。かつてユベントスを率いたアントニオ・コンテ監督の下、今季は初挑戦のプレミアリーグで9試合出場6ゴールと結果を残している。25歳のストライカーは新天地で失った時間を取り戻せるだろうか。

【了】

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