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岡崎慎司の出場機会が減る!? 新生レスターの鍵は「若手」と地元紙が分析

text by 編集部 photo by Getty Images

岡崎慎司
岡崎慎司は新監督を迎えたレスターで自らのポジションを確保できるだろうか【写真:Getty Images】

 クレイグ・シェイクスピア監督を解任したレスター・シティは29日、新監督の初陣となったプレミアリーグ第10節でエバートンに2-0の勝利を収めた。

 クロード・ピュエル新監督になり、チームにはどんな変化が生まれたのか。地元紙『レスター・マーキュリー』が分析記事を掲載している。

 エバートン戦では、これまでジェイミー・ヴァーディーと2トップを組むことが多かった岡崎慎司が先発メンバーから外れ、4-2-3-1のフォーメーションが採用された。エースを支えるトップ下には、クラウディオ・ラニエリ監督時代から右サイドで異彩を放ってきたリヤド・マフレズが起用されていた。

 この変更について『レスター・マーキュリー』紙は「新監督はマーク・オルブライトンと岡崎慎司という2人の最もハードワークする選手を外し、代わりに若手のデマレイ・グレイと、左ウィングという慣れない位置でベン・チルウェルを起用した」と、驚きを持って伝えた。

 しかし、この起用こそがピュエル新監督のチーム作りという見方も示している。フランス人の新指揮官が、かつてリール時代にエデン・アザール(現チェルシー)、リヨン時代にウーゴ・ロリス(現トッテナム)やアレクサンデル・ラカゼット(現アーセナル)といった若手有望株を抜てきして成功に導いてきた実績が根拠になっているようだ。

 そしてグレイトチルウェルの起用は、素早くエネルギッシュな攻撃を実現したと『レスター・マーキュリー』紙は分析している。とはいえそれは前半の話であり、エバートンが巻き返した後半は交代選手の貢献がレスターを勝利に導いたとも記している。

 象徴的だったのが残り15分の場面で投入された岡崎の存在である。「中盤がより活性化し、ヴァーディーとの距離が近くなったことで守備を助けた」と日本人FWの貢献を称える。チルウェルとヴァーディーに代わって出場したオルブライトンやケレチ・イヘアナチョも終盤の粘りを助けたという見方だ。

 ピュエルと同じフランス生まれのマフレズは全幅の信頼を置かれているようで、今後もチームの中心として攻撃の核を担うことが期待されている。そして今回、岡崎が評価されたのは守備面だった。4-2-3-1の布陣が継続して採用され、若手にチャンスを与えられる状況が続けば、今季開幕から好調を維持していた岡崎の出場機会に影響が出てくるかもしれない。

【了】

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