サウサンプトンの吉田麻也【写真:Getty Images】
サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也は、チームメートのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが夏に移籍を熱望していたのは事実だと認めつつ、現在はチームでのプレーを楽しんでいる様子だと語った。英紙『デイリー・メール』が29日付でコメントを伝えている。
サウサンプトンでの活躍によりプレミアリーグ屈指のCBとして高く評価されるようになったファン・ダイクに対しては、リバプールなど複数のビッグクラブが獲得への関心を示していた。本人もビッグクラブ行きを希望し、クラブに移籍を志願したと報じられていた。
結局移籍が決まらずサウサンプトンに残ったファン・ダイクは、負傷の影響もあって出遅れていたが、復帰を果たして徐々に出場機会が増加。最近数試合は吉田とCBコンビを組んでサウサンプトンの守備を支えている。
「8ヶ月ほどの長い間プレーしていなかったので、最初の数試合は以前のようなレベルにはありませんでした」と吉田はファン・ダイクについてコメント。だが、「最近はすごく良いプレーをしています。より自信を持って、やりやすくなっているようです。試合を重ねるごとに感触が良くなっています」と現状について語った。
ファン・ダイクが移籍を望んでいたのは事実だとしながらも、「今は毎日楽しむことができていて、たくさん笑っていると思います」と吉田。「今後何かは起こるかもしれない」と同僚の移籍の可能性を示唆しながらも、「今はクラブのために全てを尽くしてくれています」とファン・ダイクへの信頼を口にしている。
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