試合中にピッチ上で小便をしたGKにレッドカード【写真:Getty Images】
イングランドの下部リーグで、試合中にピッチ上で「小便をした」GKが不適切行為としてレッドカードを受けるという異例の珍事が起きた。英紙『デイリー・メール』などが28日付で伝えている。
退場処分を受けたのは、ナショナル・リーグ(イングランド6部相当)のサルフォード・シティに所属する24歳のニュージーランド人GKマックス・クロコム。現地時間28日に行われたアウェイでのブラッドフォード・パーク・アベニュー戦でのことだった。
主審は86分にクロコムにレッドカードを提示したが、当初は現場のスタッフや観客にもその理由が分からなかったようだ。サルフォードの公式ツイッターアカウントは、試合経過を伝えるツイートの中で、「クロコムがボールのない場所での何かに対してレッドカードを受けた。何が起きたのか誰も分からない」と記している。
だがまもなくその理由は、プレー中に尿意を我慢できず、ゴール付近で用を足したことだと明らかになった。ホームチームのツイッターは、「クロコムが退場になったのは試合中に小便をしたためだということが確認された。冗談を言っているのではない」と伝えている。
2-1のリードを奪っていたサルフォードは、GKの退場にもかかわらずそのまま勝利を収めることに成功。だが結果以上に思わぬ形で注目を集める試合となってしまった。
【了】