先制ゴールを奪ったジネイ【写真:Getty Images for DAZN】
29日、明治安田生命J2リーグの第39節の試合が行われ、ファジアーノ岡山と1-1で引き分けた湘南ベルマーレが今季のJ2優勝を決めた。
前日の28日には、アビスパ福岡が勝利を逃したことで、湘南は2位以内での来季J1自動昇格が決定。だが2位に浮上したV・ファーレン長崎との勝ち点差は9ポイントとなり、3試合を残しての優勝を決めるためにはあと1ポイントを加える必要があった。
引き分け以上で優勝が決まるこの試合、湘南は前半終了間際の44分に先制点を奪う。左サイドの深い位置でボールを受けた山田直輝が右足でクロスを上げると、チーム得点王のジネイが今季12点目となるヘディングを叩き込んだ。
プレーオフ進出になんとか望みを繋ぎたい岡山も諦めず、後半には優位に試合を進めて湘南を押し込む。残り4分となった86分には赤嶺真吾のシュートがGKに弾かれたところを交代出場の大竹洋平が押し込み、昨季まで在籍した古巣相手のゴールで1-1とした。
逆転されてしまえば優勝を決められない湘南は終盤にも岡山にたびたびゴールを脅かされたが、GK秋元陽太のファインセーブなどでしのぎ、そのまま1-1で試合終了。悪天候にもかかわらず駆けつけたホームのサポーターの目の前で、2014年以来2度目となるJ2優勝を決めた。来季はJ2王者として再びJ1の舞台に挑戦する。
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