ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督とマルコ・ファッソーネCEO(左)、マッシミリアーノ・ミラベッリSD(右)【写真:Getty Images】
ミランは現地時間28日、セリエA第11節でユベントスをホームに迎え、0-2で敗れた。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、互角の内容だったと主張したが、チームの状況は良くない。伊メディア『スカイ・スポーツ』は、指揮官が試合後に首脳陣と長時間の話し合いをしたと伝えている。
ミランは前節、キエーボに4-1と快勝したが、ホームゲームはここ3試合で1分け2敗。得点はゼロである。ホーム3試合連続無得点は2007年冬以来とのことだ。
モンテッラ監督は試合後、『プレミアム・スポルト』で「互角の試合だった。試合としては良かったが、(ユベントスのFWゴンサロ・)イグアインの見事な2ゴールが違いになったんだ」とコメント。ユベントスとの差は大きくなかったと語っている。
だが、ミランは早くも今季リーグ戦で5敗目。この日は相手がユベントスだったが、期待値を下回っていることは確かで、首脳陣は危機感を持っているのかもしれない。
『スカイ』によると、モンテッラ監督はマルコ・ファッソーネCEO、マッシミリアーノ・ミラベッリSDとともにこの試合を分析。現地時間18時キックオフの試合だったが、3人がスタジアムを出たのは22時20分で、約2時間半も話し合っていたという。
ただし、監督の進退に関係する話ではなかったものとみられている。ミランはナポリを除く上位陣との前半戦の対戦を終えており、ファッソーネCEOとミラベッリSDはここからクリスマスまでにできるだけ多くの勝ち点を稼ぐことを求めている模様。指揮官はチームの成長を強調しており、それをウインターブレークまでのゲームで示してほしいと求めているようだ。
5勝1分け5敗と厳しいスタートとなったミラン。これからチームは良い方向に向かうだろうか。
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