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FIFA、トヨタカップ勝者も「クラブ世界王者」に正式認定。レアルが世界一5回で最多に

text by 編集部 photo by Getty Images

トヨタカップ
日本で開催されていたトヨタカップ【写真:Getty Images】

 国際サッカー連盟(FIFA)は現地時間27日にインドのコルカタで開かれた総会で、1960年から2004年まで開催された「インターコンチネンタルカップ」の優勝チームを正式に「クラブ世界王者」として認定することを承認した。

 インターコンチネンタルカップは、欧州のクラブ王者と南米のクラブ王者が激突して事実上のクラブ世界一を争う大会として1960年に開幕。当初はホーム&アウェイ方式で開催されていたが、1980年からは中立地の日本での一発勝負で行われる形となり、日本では冠スポンサー名から「トヨタカップ」の名で親しまれる大会となった。

 その後、FIFAは欧州と南米だけでなく6大陸の王者と開催国王者が参加してクラブ世界王者を決める「FIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)」を新たに設立。トヨタカップは2004年で終了し、その役割をクラブW杯へ引き継ぐことになった。

 だが、FIFAはインターコンチネンタルカップ(トヨタカップ)の勝利チームを「クラブ世界王者」として正式に認定はしていなかった。今年1月、ブラジル紙『エスタード・デ・サンパウロ』が送付した質問状に対し、FIFAはクラブW杯の優勝チームのみを世界王者として認める旨の回答を返していた。

 クラブW杯設立後ではバルセロナが単独最多の3回の優勝を成し遂げている。だが今回インターコンチネンタルカップの勝利チームも世界王者と認められたことで、クラブ世界一に輝いた回数はレアル・マドリーの5回が単独最多となり、2位はミランの4回。インターコンチネンタルカップ時代に優勝のなかったバルサは3回でインテル、バイエルン・ミュンヘン、ペニャロール、ボカ・ジュニオルス、ナシオナルと並ぶ3位タイとなる。

【了】

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